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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第961回

「台湾展(タイワンフェア)」本日よりスタート

バーミヤン、台湾フェアの「麻辣湯」が旨すぎでヤミツキになる!

2024年03月14日 20時15分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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本場さながらの「麻辣湯(マーラタン)」はいかが?

 台湾グルメの人気が止まりません。

 中華料理を提供するファミリーレストラン「バーミヤン」は、「台湾展(タイワンフェア)」を3月14日よりスタートしました。

「台湾展(タイワンフェア)」3月14日~5月15日

 期間中は、台湾全土に約100店舗を展開する「潮味決(チャオ・ウェイ・ジュエ)」との初コラボメニューや、本場の台湾屋台風グルメを発売します。

バーミヤン初、台湾の人気店とコラボ!

 「潮味決(チャオ・ウェイ・ジュエ)」とは、台湾で人気の煮込みスープ専門店。連日、行列ができるほど現地でのお客さんに支持されているんだとか。今回、バーミヤンでは初の台湾企業とのコラボとして、潮味決監修メニューと共同開発メニューを新作メニューに取組みました。

すかいらーくホールディングス マーケティング本部 メニュー・プロモ統括BM開発チーム上席スタッフ 福島宣嘉氏

 メニュー開発の責任者である福島シェフが台湾に足を運び、本場ならではのスパイスの配合や味を取り入れた自信作だそうです。

 個人的に、バーミヤンは“親しみやすい中華”のイメージがありますが、今回のメニューは見た目からして本場さながらの雰囲気。はたしてどのような味でしょう!?

「麻辣湯」「番茄牛肉麺」にびっくり!本場っぽい

 さっそく「麻辣湯(マーラータン)」から試食してみました! 

▲麻辣湯(マーラータン)(989円)

 10種類以上のスパイスを使用し、オリジナルの出汁を加えた“スープ”が自慢の麻辣湯。なんでも、八角といった日本でも聞き馴染みがあるスパイスだけではなく、ベイリーフ、オールスパイスなど珍しいスパイスも使用しているんだとか。

 いただいてみて、スープがびっくりするくらいおいしい! 薬膳のような爽やかでピリ辛な、スパイスフルな味わい。かといって、辛いだけではなく、旨みやコクもあって、どんどん飲みたくなってしまいます。

中華麺と春雨から選べます。写真は春雨

 ポイントとして、麺が「中華麺」と「春雨」の2種類から選べます。個性的という意味でオススメされているのが春雨。日本で一般的な春雨とは異なり、4mm程の幅広の春雨が入っているのですが、これも、台湾のグルメを参考にしたとのこと。

 春雨の原料は、日本だと通常でんぷんなのですが、こちらでは米粉を使用しています。食べてみると、もちもちした食感で春雨なのに食べ応えがあります。スパイスたっぷりのスープを次第に吸って、とても良い相性。

旨味が詰まった肉団子や、プリプリの海老、季節感ある菜の花が具材に入っています

 日本ではなかなか味わえない、台湾を感じるスパイスでヤミツキになってしまいます! 辛さを1~3辛から選べるので、辛いのが好きな人は辛さをあげて挑戦してみるとよさそう。3辛は追加で50円かかります。  

▲番茄牛肉麺(ファンチェニューローメン)989円

 お次は「番茄牛肉麺(ファンチェニューローメン)」。ニューローメンとは漢字の通り「牛肉麺」のことで、牛肉で出汁をとった濃い色のスープと、トマトがポイントです。ファンチェ(番茄)がトマトのこと。

麺は中華麺。

 バーミヤンでは、牛肉の赤身の割合が高いウデ肉を使用し、出汁をしっかり引き出したスープに、豆板醤やニンニクのコクを加えています。

 スープは、牛肉の出汁でビーフシチューのようにまったりコク旨。ラーメンだと思って食べると、どのジャンルにも当てはまらない不思議な味わいだなと感じました。

 牛肉はとっても柔らか。牛肉の旨みが濃いのに、トマトの酸味のおかげで、後味はさっぱりしています。こちらもクセになってしまいそう!

▲酸辣湯麺(サンラータンメン)879円

 その他、潮味決が監修した「酸辣湯麺(サンラータンメン)」、共同開発商品である「W排骨麺(ダブルパイクーメン)」が揃います。 

 酸辣湯麺(サンラータンメン)は、穀物酢をベースに椎茸の出汁をしっかりと引き立ててて作り上げたとのこと。

 サンラータンメンというと日本では、酢とラー油が特徴的なスープを思い浮かべるかもしれませんが、台湾では胡椒がきいていて、また別物なんだそう。潮味決監修のもと試行錯誤して本場の味に近づけたそうですよ。

▲W排骨麺(ダブルパイクーメン)1099円

 八角・花椒・シナモン・陳皮・クローブ・山椒などの五香粉(ウーシャンフェン)で下味を付けた柔らかい食感の豚ロース肉で仕立てた骨麺(パイクー)が特徴。

 見た目にもボリューミーで満足感高そう。こちらも薄衣など、台湾の味わいにこだわったそうです。

↑動画もどうぞ!

台湾といえば…「魯肉飯」「オアチェン」も揃っています 

 麺類のお供にぴったりな、ミニ魯肉飯もフェアメニューに加わっています。

▲八角なしのミニ魯肉飯(ルーローハン)362円

 魯肉飯というと、八角の独特な香りと共に印象にあるかもしれませんが、今回登場するのはあえて“八角を使用しない”魯肉飯。なんと今、台湾では八角を使用しない魯肉飯がメジャーなんですって!

 本場の台湾料理の人気行列店をイメージした魯肉飯を、ザーサイを添えたシンプルな仕立てで提供。ミニサイズなので、麺類や他のおかずに気軽に合わせられますね。

▲蚵仔煎(オアチェン)659円

 さらに台湾の屋台グルメの定番の「蚵仔煎(オアチェン)」も登場。

 いわゆる牡蠣のオムレツ。台湾の屋台では、注文すると目の前でサッと目の前で焼き上げてくれますよね。バーミヤンでも注文ごとに焼きあげて提供してくれます。

大きめな牡蠣が入っている

 玉子のふんわりした食感と、片栗粉をまとった牡蠣のプルプルした食感の両方にこだわったとのこと。

 私自身、台湾の屋台でオアチェンを食べたことがありますが、バーミヤンのオアチェンはかなり本場の味に近いと感じました。甘辛いチリソースも食べやすく、牡蠣を焼いた香ばしさも相まって、おかわりしたくなるほど。

ふわふわ&ぷるぷるでおいしい!

 台湾の屋台だと牡蠣が小粒なことが多いけど、大きめの牡蠣が使用されているのもうれしいポイントです。

 ……さてさて、本来オアチェンはこの一皿で完成された料理なのですが、バーミヤンではなんとアレンジメニューも用意しています。

▲牡蠣玉ラーメン 1098円

 オアチェンとラーメンとの組み合わせ。魚介出汁の自家製醤油ラーメンと牡蠣の旨味と風味がマッチするんだとか。

▲牡蠣玉チャーハン 1098円

 こちらは、バーミヤン自慢のシンプルな玉子チャーハンにオアチェンのせています。オアチェンとチャーハン、合わないわけないですよね!

まだまだあるぞ! ビーフンなど台湾風なメニュー

 他にもフェアメニューがズラリ。

▲台湾海鮮焼ビーフン 879円

 バーミヤンでは従来よりビーフンを提供していましたが、よりモチモチとした食感に改良。干し海老・干し椎茸・フライドエシャロットと、乾物の旨味を引き出した鶏そぼろを加えることでより風味豊かで滋味深い味わいに仕上げたとのこと。

▲台湾排骨(パイクー)チャーハン 1199円

 W排骨麺(ダブルパイクーメン)でも使用している豚ロース肉の排骨(パイク―)を玉子チャーハンにのせた一品。見た目にもボリューム満点ですね!

台湾気分を味わいたいならバーミヤンで

 本場さながらの味にこだわったバーミヤンのフェア。最近、台湾グルメは国内で人気が高まっており、専門店も多く登場していますが。専門店だとどうしても価格帯や立地の面で訪れる機会が限られてきますが、ファミリーレストランおバーミヤンであれば気軽に訪れられますね。

 「台湾展(タイワンフェア)」は5月15日まで。暖かい陽気で海外旅行への憧れも高まるこれからの季節。バーミヤンで台湾グルメを味わってみてはいかがでしょう。

 私も麻辣湯を味わいに足しげく通っちゃいそう!
 

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ナベコ

酒好きご飯好きのライター、編集者。
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