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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第8回

どんな場所でも快適に!

旅人が勧める、格安旅でQOLが爆上がりするアイテム5

2023年08月16日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス

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 旅行は楽しみだけれど、移動中や滞在先で時間を持て余してしまうことがあります。旅先の天候が悪くホテルから動けなくなってしまうことも。そこで筆者が、実際に旅に持参しているものの中から、旅のQOLが爆上がりするデジタルガジェットを、厳選して5つご紹介します。

格安旅行をちょっとリッチにする
「モバイルプロジェクター」

 バケーションによく持っていくのが小型の「モバイルプロジェクター」です。筆者の場合はひとり旅が多いので、リゾート地などで夜に時間を持て余すことが多いんですよね。特に海外での夜のひとり歩きは危ない所も多いです。だからといって、ずっとスマホ画面やPC画面を開いていては旅気分が半減してしまいます。

 小型のモバイルプロジェクターを持っていくと、いつでも大画面で映画やドラマなどの映像コンテンツを楽しめるのが便利です。最近のモバイルプロジェクターは手のひらサイズの小型モデルも多く、スーツケースなどに入れて簡単に持ち運べます。

旅行グッズモバイルプロジェクター

現在使用しているのはメーカー提供品の「LG PH30N」(実売価格:1万9800円)。スーツケースに入れてもさほど邪魔にはならないサイズ

 ホテルの壁って意外と白い部屋が多く、スクリーンとして投影しやすかったりします。壁はダメでも天井ならいけるというケースも多いです。ちなみにモバイルプロジェクターは、本体に三脚穴があるので、投影方向を調整しやすいように小型の三脚も用意しておくと便利ですよ。

旅行グッズモバイルプロジェクター

スマホとプロジェクターを接続し、撮影した動画をホテルの壁に投影して楽しんだ時の写真。自然の音を楽しむのに飽きたら、備え付けのTVより大きな画面で贅沢に映像を楽しもう

どんな場所にも好きな映像を持ち込める
「Fire TV Stick」

 動画コンテンツ再生用にAmazonの「Fire TV Stick」も持ち歩いています。モバイルプロジェクターだけでなく、ホテルの部屋にテレビがあれば、そこに挿して視聴もできるので、国内旅行でも持っていくことは多いです。

旅行グッズFire TV Stick

ケーブル類やリモコンをまとめて旅行用アイテムとして持ち歩いている

 ただし海外で使用する場合は現地ホテルのWi-Fiなどで接続すると、日本で視聴できるコンテンツのラインアップが違うので注意。そのときは、日本の通信キャリアのSIMでローミングしたスマホでテザリングして、その回線につなぐと日本と同じコンテンツが観られます。

(記事参照【スマホを海外で使う】お得な回線はズバリこの2つ

 ちなみにGoogleの「Chromecast with Google TV(以下Chromecast)」でもいいのですが、Chromecastの最新モデルでは電源が「5V/1.5A」となっているため、テレビやモバイルプロジェクターに搭載されているUSB端子だとパワーが足りずに使えないケースがあります。別途電源用のアダプターとケーブルを取り回す必要があることも。筆者はこれが面倒で、(Chromecastも所有していますが)Fire TV Stickのほうを持って行きます。

Fire TV Stick

プロジェクターやテレビに直接挿して使えるのでラクチン

 注意点としては、ホテルのテレビに挿したまま忘れて帰ってしまうこと。筆者も忘れて泣く泣く諦めて新たに買い直したほか、勝手に視聴されてしまうことも考え、各種パスワードの変更といった手間も必要だったので気をつけましょう。

長期旅行で部屋干しを快適化する
「Handy Seco」

 筆者は取材のため2週間以上海外に滞在することがしばしばありますが、その際にいつも困るのが「洗濯」です。海外にもコインランドリーはありますが、仕事での滞在だと日中は取材活動をしていてコインランドリーが開いている時間帯に持って行けないことも。

 そうなると部屋のバスルームで手洗いとなるわけですが、大変なのが乾燥です。手で絞るので水切りも洗濯機での脱水のようにはいきませんし、部屋干しとなってしまうため、なかなか乾かない。

 そんなときにセットするのが、洗濯物をくるくる回し乾かすハンディ乾燥機「Handy Seco(ハンディセコ)」。洗濯物をぶら下げてスイッチを入れると、本体が回転。遠心力に加えて自然と空気も循環するため、普通に干すよりも早く乾きます。

旅行グッズハンディ乾燥機ハンディセコ

音響メーカーのオーセンティックインターナショナルが発売するハンディ乾燥機「Handy Seco」(実売価格:2980円)

 給電はUSBケーブルで、3mと長めのケーブルが付属。ちなみに回転音は意外と大きいので、本体のタイマーをセットして外出中に回しておくという使い方をよくします。最新モデルとして、コードレスタイプ(価格5980円)もあり、そちらは5000mAhのモバイルバッテリーとしても使用できるようです。

ハンディ乾燥機ハンディセコ

靴下や下着などを乾かすのに便利。朝、回転させて、夕方帰ってくると乾いている

(次ページ:海外/国内出張でガジェットの充電環境を確保するなら?)

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