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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第84回

【今月の自作PCレシピ】総額67万円で作る至高のPC

2022年12月17日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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最上位のCPUを最高級の水冷で冷却

 CPUは、グラフィック機能非搭載のCore i9-13900KFのほうが若干安くなるが、あえてグラフィック機能を内蔵するCore i9-13900Kをチョイスしている。最上位の特別なパッケージと、ビデオカードのトラブル時に内蔵グラフィック機能があると便利だからだ。

 そしてCPUクーラーには、エアフローを重視したCORSAIRの簡易水冷ユニット「iCUE H150i RGB ELITE」を組み合わせている。

 高い冷却性能に加え、ウォーターブロックに接続するのは1本の専用ケーブルで良い点や、統合ユーティリティー「iCUE」でのファンとポンプの回転数カスタマイズが魅力という。

24コア/32スレッドCPUのCore i9-13900K

オールコア負荷時に5.0GHzを超えて動作するCore i9-13900K。CPUの消費電力(MTP)は、定格でも253Wになっている

360mmラジエーターを採用するCORSAIR「iCUE H150i RGB ELITE」を組み合わせた

冷却重視の設計でLEDイルミネーションはウォーターブロックのみとシンプル

価格が2万円前後アップするが、MSIのハイエンド水冷ユニット「MEG CORELIQUID S360」もおすすめとのこと。2.4型IPS液晶や、VRMファン、3基の「MEG SILENT GALE P12」を搭載する

ラグジュアリーなビデオカードに
ハイパワーな電力をリッチに供給!

 超ド級PCの要で、総額の半分近くを占めることになるGeForce RTX 4090には、美しさと高い冷却性能を合わせ持ったGPUクーラーを搭載するMSIの「GeForce RTX 4090 SUPRIM X 24G」をチョイス。その品質や魅力はレビュー記事でお伝えしている通りだ。

MSIビデオカード最上位シリーズ「SUPRIM」に属するMSI「GeForce RTX 4090 SUPRIM X 24G」

トリプルファンを備えた大型GPUクーラーで静か、かつ強力に冷却する

バックプレートも高級感のあるデザインになっている

 さらにGeForce RTX 4000シリーズに欠かせない大容量の電源ユニットには、最新規格となるATX3.0に準拠したMSI「MEG Ai1300P PCIE5」を選択している。80PLUS Platinum認証を取得した1300Wモデルで、Core i9&RTX 4090に余裕を持って電力を供給できる。

 最大600Wの電力を供給可能な12VHPWRケーブルだけでなく、MSIのハイエンド120mmファンの「MEG SILENT GALE P12」を搭載するほか、MSI統合ユーティリティー「MSI Center」からの各電圧のモニタリングや、ファン回転数のカスタマイズ、各種ケーブルはスリーブケーブルを採用、10年間のメーカー保証と魅力が多い。6万円を超える価格の製品ではあるが、長く使い続けられること間違いなしのスペックと機能が備わっている。

次世代の電源規格となるATX3.0に準拠したMSI「MEG Ai1300P PCIE5」。80PLUS Platinum 1300Wに対応する

フルプラグイン仕様で、12VHPWRケーブルを除いて、各種電源ケーブルは見た目が良いスリーブタイプになっている

ハイエンドファンの「MEG SILENT GALE P12」を搭載している

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