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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第69回

【今月の自作PCレシピ】コンセプトは“静音&全部盛り” 組立代行費込みで約50万円の最上級ゲーミングPC

2021年09月14日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

TSUKUMO eX.スタッフこだわりの1台

 数あるPCパーツのなかから、自由に選んで一から組み上げていくPC自作。今回は本連載でおなじみTSUKUMO eX. 6階スタッフ石井さんのこだわりレシピを紹介しよう。石井さんは、組み立て代行の依頼があった数々のPCを組んでいるだけでなく、センス良くPCを彩るLEDイルミネーションや、風の流れをしっかりと考慮したエアフローの強化、コンパクトなゲーミングPCなど、さまざまな構成に精通している。

 そんな石井さんが今回考えたのは“静音&全部盛り”をコンセプトにしたハイスペックゲーミングPCだ。総額は約50万円とかなり高額になるが、16スレッドCPUのCore i9や、4Kゲーミングを楽しめるGeForce RTX 3080 Ti、最速クラスのパフォーマンスと余裕の容量を備える2TBのPCIe4.0 NVMe M.2 SSDといった、現在の最高峰のスペックを備えつつ、静音性を重視している。そのうえ、そのこだわりを漏れなく反映するべく、構成には組み立て代行が含まれているのも特徴だ。

中央通りに面しているTSUKUMO eX.。秋葉原UDXパーキングから近いので、車での来店もしやすい

TSUKUMO eX. 6階スタッフの石井さん。組み立て代行の担当者のひとりで、数多くのマシンを手がけている。最近は代行スケジュールに余裕があり、納期は短めだという

ユーザーのやりたいことを叶える総額50万円のハイスペックPC

過去作を考えるに要求スペックが高いであろう「バトルフィールド 2042」。16スレッドCPUとGeforce RTX 3080 Tiという最上位パーツでプレイに備える

 予算に制限なく構成した石井さん提案のハイスペックゲーミングPC。組み立て代行費込みで、総額49万7166円に達する、その注目の構成を見てみよう。

組立代行費込みで総額50万円の最上級ゲーミングPC
CPU Intel「Core i9-11900K」
(8コア/16スレッド、3.5~5.3GHz、TDP125W)
6万9981円
CPUクーラー NZXT「KRAKEN X63」
(280mmラジエーター、140mmファン×2)
1万7480円
マザーボード GIGABYTE「Z590 AORUS ULTRA」
(Z590チップセット、ATX)
4万2900円
メモリー Crucial「CT2K16G4DFS832A」
(DDR4-3200、16GB×2枚)
2万580円
SSD Samsung「980 PRO MZ-V8P2T0B/IT」
(PCIe4.0×4 NVMe M.2、2TB)
4万7981円
HDD Seagate「BarraCuda ST4000DM004」
(SATA、4TB)
8355円
光学ドライブ Plextor「PX-891SAF」
(DVDスーパーマルチ)
3278円
ビデオカード ASUS「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」
(GeForce RTX 3080 Ti、GDDR6X 12GB)
20万3800円
PCケース Fractal Design「Define 7 Black Solid」
(ミドルタワー、ATX)
2万980円
電源ユニット SUPER FLOWER「LEADEX III GOLD ARGB PRO 850W」
(80PLUS GOLD、850W)
1万7578円
ファン Fractal Design「Dynamic X2 GP-14 Black」
(1000rpm、140mm)×2
5016円
ファン Noctua「NF-P12 redux-900」
(900rpm、120mm)×1
1969円
etc 親和産業「M.2 SSD用ファンステイ」 1518円
OS Microsoft「Windows 10 Home 64bit」DSP版 1万5400円
組み立て代行 組み立て代行(組み立て+OSインストール) 2万350円
総額(税込)   49万7166円

※価格は9月8日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

 静音構成の要となるPCケースは、多くのスタッフが静音PC向けと挙げるFractal Designの「Define 7」だ。扱いやすいコンパクトミドルタワーサイズとなる「Define 7 Compact」もあるが、ここでは内部スペースが広く、ハイスペック構成を詰め込める「Define 7」を選択。サイドパネルは、強化ガラスではなく防音素材を装備した左右ソリッドパネル仕様の「Define 7 Solid」にしている。

 この「Define 7 Solid」に、Core i9ー11900KやGeForce RTX 3080 Tiといった最高峰クラスのパーツを搭載。高性能と高静音性を実現する。

静音PCケースのド定番となるFractal Design「Define 7」シリーズ。長く使い続けられる1台でもある

左右のサイドパネルに吸音材を備えている「Define 7 Solid」

広々とした内部スペース。水冷ユニットや、3スロット占有ビデオカードを余裕で積める

カラバリも豊富な「Define 7」。内部も含めてホワイトカラーのモデルもおすすめだ

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