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石川温のPCスマホニュース解説 第70回

ポイントまで「改悪」させるのはやりすぎではないか:

5Gスマホ買ってもポイント1% 量販店で法改正の弊害感じた

2020年03月30日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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●ヨドバシカメラが最後まで抵抗したが、結局1%に

 その瞬間、「あ、そういうことか」とすぐに納得してしまった。

 実は2019年10月に電気通信事業法が改正され、端末販売と通信契約が紐づいている場合、端末の割引は上限2万円までという制限がついた。この金額はキャリアが設定するものだけでなく、販売店が設定する金額との合計とされている。

 ポイントを従来通り10%付与すると、他の割引施策と合算したときに2万円を超える可能性が出てくる。そのため、昨年秋から、携帯電話の販売において家電量販店では、ポイントの付与を10%から1%に変更したというのだ。

 店員さんによると「法改正で、ポイント付与率の改定に真っ先に動いたのがヤマダ電機。次にビックカメラ。ヨドバシカメラが最後まで抵抗していましたが、結局、1%になってしまいました」とのこと。

 今回、AQUOS R5Gは12万9600円であったため、1万3000円近いポイントがもらえると期待していたのだが、結局、もらえたのは1298ポイントしかなかった。

 店員さんも「昔は5Gみたいな新しいサービスが始まる時は大盤振る舞いな割引でお店も盛り上がったんだけどねぇ。キャッシュバックで何万円も出ていたし。今はがんじがらめで何もできないよねぇ」とぼやいていた。

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