2026年2月26日よりスペイン・バルセロナで世界最大規模の通信関連見本市「MWCバルセロナ」が開幕した。
ここ数年、世界の通信事業者の間では「オープンRAN」という仕組みに注目が集まっている。
これまで携帯電話向けサービスをキャリアが提供するには、北欧のエリクソンやノキア、韓国・サムスン電子、さらには中国・ファーウェイといったネットワーク機器ベンダーからの調達を余儀なくされていた。
しかし、専用機器ということで、競合も少なく、導入するにはコストが高いというのが、キャリアにとって頭の痛い問題であった。
そこで、無線基地局の仕様をオープンかつ標準化することにより、様々なベンダーの機器やシステムを相互接続できるよう「オープンRAN」という仕組みが求められてきたのだった。
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