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T教授の「戦略的衝動買い」 第570回

本命 Android版 E Inkデジタルペーパータブ「BOOX Max 3」を衝動買い

2020年02月28日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●ASCII

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あいにく筆者のThinkPad X390では動作しなかったが、GDPのMicroPCではちゃんと動作した。実際にミラーリングや拡張モードもやってみたが、写すアプリや表示を選ぶ感じはする。スタティックで書き換えの多くないアプリなら使えそうだ

Windowsの外部サブディスプレーとしても使用可能

 最後に電子ペーパーとしての機能ではないが、BOOX Max 3はWindowsの外部サブディスプレーとしても使用できる。実際には付属のType-C USBケーブル(電源供給)とminiHDMIケーブルの2本で、BOOX Max 3とパソコンを接続し、Windowsの拡張ディスプレーとして利用する。

 実際に筆者は、Windowsのミラーリングイメージと拡張ディスプレーの両モードを試してみた。E Inkのレスポンスタイムが苦にならない、スタティックな常時表示に意義のある参照だけの表計算画面や参照テーブルのようなアプリなら、利用価値はありそうだ。

 なぜか筆者のThinkPad X390では動作しなかったので、今回はGPDのMicroPCでテストした。

BOOX Max 3の楽しいところはお気に入りのミュージックソースをBGMで聞きながら企画案やアイデアを練ることができることだ。なぜかイヤフォン端子→Type-Cコンバータケーブルの変換接続では音楽を聴くことができないので注意

 そんなことよりも、今や死語となった元祖「昭和のながら族」の筆者の一番のお気に入りは、AndroidのBOOX Max 3だからこそできるミュージックプレイバックしながら、アイデアを考えるという「ながら環境」だ。残念ながらType-Cプラグ一体型のイヤフォンでないと再生ができないようだった。

世界中に普及したAndroidを搭載することで電子ペーパーは大きく変わる気がしてきた

 ここ数年に渡るそれほど、妥当性の思い当たらない独自OS搭載のデジタルペーパーに対して、きわめて普及度の高いAndroidを採用したBOOX Max 3は、新しい電子ペーパーの潮流となるかもしれない。使い勝手が良くて楽しくて拡張性の高い電子ペーパーをお探しなら、周囲の環境と親和性の高いAndroid搭載のBOOX Max 3だろう。

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:「BOOX Max 3」
・購入:FOX STORE
・価格:9万8780円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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