「手書きのノート機能」は画像や写真の取り込みもOK
さて、電子ペーパーと言えばブックリーダーと並ぶ使用頻度の高いアプリは、「手書きのノート機能」だろう。BOOX Max 3はワコムテクノロジーを使用した電池不要のスタイラスペンで、企画書やアイデアなどの走り書きからまとめ迄をごく自然にできる。
まずはノートの背景に横罫や方眼などの用紙選択を行い、20段階の太さを選べるペンやブラシ、さまざまな図形作成ツールや消しゴム、カラーやグラデーションを選択して描き進める。もちろんテキストボックスに自由なサイズのフォントでソフトウエアキーで文字入力もできる。文字のかたまりや画像データのコピーや縮小拡大、外部ファイルから画像や写真の取り込みもできる。
書き終えたページは単一ページでも、複数の全ページでも、「エクスポート(書き出し)」や「共有する」こともきわめて簡単だ。まずエクスポートを選択して、単一ページ(PNG)か全ページ(PDF)を選択さえすれば、自動的にBOOX Max 3内のデフォルトフォルダーに現在のノートが自動保存される。
外部クラウドサービスであるDropboxなどを事前に設定で連携処理許可をしておけば、内部ストレージへの保存と同時にDropbox内の専用フォルダーである「アプリ/onyx-knote/max3-ノート」に自動保存される。一度設定さえすれば、以降は何も考えなくても勝手にやってくれるこの便利さやスピーディーさはソニーのデジタルペーパーにはなかった感覚だ。
もう一つの「共有する」も同じく、単ページ(PNG)か全ページ(PDF)を選択さえすれば、即座に共有するための「期限付きQRコード(ONYXクラウドの一時ファイルの所在)」が画面に表示される。QRコードリーダーアプリを起動したスマホで、QRコードにかざせば、即座に目的の画像がスマホ画面に表示される。あとはダウンロードするだけだ。このきわめてスマートなプロセスを見ていると楽しくなってくる。
さて、手書きノートのエクスポートと共有を簡単にご紹介したが、実際に電子ペーパーを使っていると、時には自分のスマホの中にあるデータやパソコン内のデータを電子ペーパー側にアップロードしたいことがある。そんな時に便利なのがBOOX Max 3のアプリのページにある「転送」アプリだ。
転送アプリをタップして起動すると、先ほどの「共有する」と同じようにやはりQRコードが画面に表示される。アップロードするのがスマホなら、このコードをQRリーダで読み、パソコンならQRコードの上に記述されているIPアドレスをパソコンのブラウザー画面からキー入力する。
そうすると、スマホもパソコンも同じようなファイルアップロード画面が表示され、アップロードボタンを押して対象ファイルを選択して、再度アップロードボタンを押すことで目的のファイルはBOOX Max 3にアップロードされる。アップロードされたファイルは、保管庫/ストレージ/Wi-fiTransferフォルダーに自動的に保管される。
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