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アスキー的パソコン大解剖

「Core i9」「Core i7」の性能はどれだけ違うの? 各CPUおすすめパーツレシピも大公開

2018年08月14日 18時00分更新

文● ちゅーやん

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 本日は、ASCII倶楽部で2017年8月27日に公開した「『Core i9』『Core i7』の性能はどれだけ違うの? 各CPUおすすめパーツレシピも大公開」を紹介します。


 インテルはハイエンドデスクトップ向けCPU「Core X」シリーズで、新たに「Core i9」というクラスを設定した。

 Core Xシリーズはデータセンター向けにも匹敵するほど多くのコアを搭載している点が特徴だが、Core i9の中でも比較的手が届きやすい10コア20スレッドの「Core i9-7900X」と、すぐその下の「Core i7」で最上位モデルとなる8コア16スレッドの「Core i7-7820X」とでは、多コアCPUを欲するユーザーにとって、どちらがベストな選択肢になるのだろうか。

 ちょうど両者はインテル・ターボブースト・テクノロジーによる最大動作クロックが4.3GHz、インテル・ターボブースト・テクノロジー・マックスによる動作クロックが4.5GHzとそろうことから、CPUコア数を含めそれ以外の仕様がどの程度パフォーマンスに影響を及ぼすのかも気になるところだ。まずは、それぞれのCPUに対してどのような用途が適しているのかを模索してみよう。

「Core i9-7900X」(左)と、「Core i7-7820X」(右)のCPU-Zでの情報

全体的にi9-7900Xが優勢だが
i7-7820Xが逆転する場面も

 今回のテスト環境は表のとおり。グラフィックボードには、それがボトルネックとならないよう「GeForce GTX 1080 Founders Edition」を用いている。

テスト環境
CPU Intel「Core i9-7900X」(3.3GHz、最大4.3GHz)、
Intel「Core i7-7820X」(3.6GHz、最大4.3GHz)
マザーボード GIGABYTE「X299 AORUS GAMING 3」(Intel X299)
メモリー DDR4-2666 4GB×4
ビデオカード NVIDIA「GeForce GTX 1080 Founders Edition」(GeForce GTX 1080)
SSD SAMSUNG「SSD 750 EVO」(Serial ATA 3.0、120GB)
電源ユニット SilverStone「SST-ST1200-G Evolution」(1200W、80PLUS Gold)
OS Windows 10 Pro 64bit版(Creators Update)

 まずは、「PCMark10」でシステム全体のパフォーマンスをチェックしてみたい。なお、PCMark10ではExtendedを選択し、グラフィックボードのアクセラレーションが無効になるよう、OpenCLは無効に設定している。

 PCMark10では、コア数で上回るi9-7900XがDigital Content Creationで優位に立つ一方で、Gamingではベースクロックが3.6GHzとi9-7900Xより0.3GHz高いi7-7820Xが上位のスコアを発揮している。

PCMark10 Extended(単位:Score) better→

 次に「3DMark」の総合スコアをチェックしてみると、i9-7900Xとi7-7820Xに差は見られなかった。ゲーミング用途では8コアや10コアというのはあまり意味がないということなのだろう。しかし、Physics scoreとCPU scoreを抜き出してみると、i9-7900Xとi7-7820Xとでは結構な差があり、物理演算ではi9-7900Xの10コア20スレッドが光ってくる。

3DMark 総合スコア(単位:Score) better→
3DMark Physics&CPUスコア(単位:Score) better→

 続いて「CINEBENCH R15」では、i7-7820Xは16スレッドまでしか対応しないため、20 threadsではスコアが上昇しない。しかし、i9-7900Xは20スレッドまでサポートしているため、しっかりとスコアが上昇している。やはりマルチスレッド処理ではi9-7900Xに一日の長がある。

CINEBENCH R15(単位:cb) better→

 では、そのマルチスレッド処理がどのような場面で生きてくるのか、「V-Ray Benchmark」の結果を見てみよう。V-Ray Benchmarkは、CPUやGPUを利用してV-Rayレンダリングのパフォーマンスを見るベンチマークツールだ。今回は、CPUのみを指定したので、CPUのレンダリング性能を知ることができる。

 すると、i7-7820Xがレンダリング終了まで70秒かかっているのに対して、i9-7900Xは55秒と27%も早い結果を残した。やはり、レンダリング用途ではi9-7900Xの10コア20スレッドが活きてくる。

V-Ray Benchmark(単位:秒) ←better

 また、一般的にCPUコア数が多いほうが、エンコード性能が高いと言われている。それに当てはめると、i7-7820Xよりi9-7900Xのほうがエンコード性能が高そうだが、実際にはどうなのだろうか。そこで、7分半ほどのAVIファイルを用意し、それを「ffmpeg」でH.264/AVCおよびH.265/HEVCへとエンコードした際に掛かる時間を比較してみた。

 すると、H.265/HEVCではi9-7900Xがi7-7820Xに対して14%ほど早い結果を示した一方で、H.264/AVCではほとんど差が生じていない。つまり、ファイル圧縮率が高いことから広まりつつあるH.265/HEVCではi9-7900Xのほうが有利。しかし、一般的に普及しているH.264/AVCではi7-7820Xでもi9-7900Xと大差ないパフォーマンスを発揮するということになる。

ffmpegによるエンコード時間(単位:秒) ←better

 ちなみにニコンのRAW現像ツールである「Capture NX-D」を用いて、100枚のRAWデータをJPEGへとファイル変換する際に掛かる時間も比較してみた。すると、i9-7900Xのほうがi7-7820Xより早い結果となったが、その差は3秒とそれほどメリットを見出せない。

Capture NX-DによるRAWデータ現像時間(単位:秒) ←better

 続きは「『Core i9』『Core i7』の性能はどれだけ違うの? 各CPUおすすめパーツレシピも大公開」でお楽しみください。

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