ここ最近の格安SIMのトレンドといえば、ソフトバンクの回線を使ったMVNOの格安SIMが相次いで2社出てきたこと。
すでにソフトバンク回線のサービスはb-mobileやQTmobileなどにもあったが、ソフトバンクの資本も入った「LINEモバイル」が開始したので早速申し込んでみた。
ソフトバンク回線のメリットは、ソフトバンク端末が利用しやすく
対応周波数の面で海外メーカー端末も使いやすい
ソフトバンクのネットワークの格安SIMは、今年になっていくつか登場している。今回加入したLINEモバイルに続いて「mineo」も9月開始を発表した。mineoはこれでau、ドコモ、ソフトバンクと3キャリアのネットワークが選べることになる。
LINEモバイルでは、ドコモ回線に続いて2キャリア目のサービスとなる。LINEモバイルの特徴はドコモ回線と同額の料金で提供していること。
元のキャリアによって回線の仕入れ条件は異なるため、mineoの場合も回線ごとに料金は違っているが、LINEは同じとなっている。
ソフトバンク回線によるメリットとしては、ソフトバンクが販売するスマートフォンが利用しやすいこと。
とはいっても全部ではなく、ソフトバンク版iPhoneでは「iPhone 5s」と「iPhone 6」以降がSIMロック解除なしに利用できる、としている。
Androidスマートフォンは「HTC U11」(601HT)や「DIGNO G」(602KC)を含む、2017年8月以降に販売開始されたものがSIMロック解除が不要で利用できるとある。
そして、もうひとつソフトバンク回線のメリットがあると思っている。それは対応周波数だ。
グローバル機をそのまま日本で販売している機種では、ドコモやauのプラチナバンドであるバンド19や18には対応せず、ソフトバンクのバンド8だけ対応している機種がある。
そのような機種ではソフトバンクネットワークの格安SIMを使うとエリアが広がる可能性がある。
また、人によっては行動範囲がソフトバンクだけ電波状態が良好ということもあるだろう。そういった場合にもソフトバンク回線の格安SIMが選べるようになるのは喜ばしい。
6ヵ月間、900円が割引になるキャンペーンもある
これは特にソフトバンク回線に限ったことではないが、新しいプランが出ることでキャンペーンが行なわれることが多い。
今回のLINEモバイルでは、ソフトバンク回線スタート記念キャンペーンということで6ヵ月間にわたって900円(税別)を割引くキャンペーンを実施している。
さらに、LINEのサイトから申し込み、通常の登録事務手数料を払う人はLINEギフトコードを最大4000円分もらえるキャンペーンもある。
しかし、LINEスタンプをたくさん買うような人でもなければメリットは少なく、ポイントではなく純粋に現金の持ち出しを少なくしたいなら、加入パックを安く購入して加入したほうが費用は抑えられる。
筆者の場合は、月額900円割引くキャンペーンを適用してもらうほかは、LINEギフトコードをもらうことはやめ、加入パックの「エントリーパッケージ」をAamazonから450円で買うことにした。
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