ナベコイチオシメニューは「鶏ももジャンボ串」
瓶ビール440円でかなりオトク! オリジナルのお酒がおいしいチェーン居酒屋「養老乃瀧」
2018年05月25日 19時00分更新
アスキーのグルメ担当ナベコです。この連載では、全国各地にチェーン展開している居酒屋を取材し、おすすめメニューなどを紹介します。通常のグルメレポートと異なるのは、料理やお酒などドリンクメニューの紹介以外にも、どういったお店なのか店内状況に至るまで、実際に利用する人目線でお届けします!
※あくまでもナベコが取材した店舗を基に記事を作っています。同じチェーン店でも店舗ごとによって環境が異なる場合もございます。予めご了承くださいませ。
チェーン店はメニューが豊富だったり、値段も比較的安価だったりと利用する機会が多いですよね? ただ、意外と困るのが「公式サイトなどではわからないこと」もあるという点。たとえば、お箸が割り箸なのか、おしぼりはタオルなのか、などなど。飲み会などのシーズンでは、幹事を務める人が出席する人の要望にできる限り応えるという使命が(たぶん)ありますよね。そういうときに役立つような情報も本連載で紹介します。
店舗情報
「養老乃瀧」
公式サイト:https://www.yoronotaki.co.jp/
料理ジャンル:居酒屋定番の料理全般。刺身、串焼、焼物、ピザなど
看板メニュー:「刺身五種盛り合せ」(1180円)、「串焼バラエティ盛り合せ」(1550円)など
中瓶ビールが440円ってかなり安くない?
飲みにいったのは都内にある「養老乃瀧」。ターミナル駅が最寄りの養老乃瀧と言うと聞こえがいいですが、駅から徒歩10数分という駅前から外れた立地でした。そういえば、養老乃瀧って駅前とかではなく、「こんなところに居酒屋あるんだ」というひょんな立地でも見かける印象です。
平日水曜日の21時ごろに行ったら、なかなか盛況の様子。「入れるかな?」と少し不安でしたが、店舗のスペースが広かったため待たずに入れました。行った養老乃瀧は、1階と2階の2フロアあり、見たところ、1階がテーブル席メインで2階はお座敷がメインでした。お座敷には大人数も入れそうなので、宴会にも使い勝手がよさそうでしたよ。
まず頼んだのは、迷いなく生ビール! 「とり生で~」
生ビールはサッポロ黒ラベルでした。見た目からして、泡がふっくらキレイ。チェーンの居酒屋だと生の泡が少ないことがありますが、養老乃瀧の生は泡が美しい。注ぎ自動のサーバーではなく、きちんと手で注いでいるものと思います。
毎回、ビールの泡と液体を測っていますが、養老乃瀧の生は液体13cmに対して泡が3cmでした。目安で、液体:泡の比率は7:3が黄金比率だというのを聞いたことがあります。ということは、もう少し泡があってもいいのかな。といってもグラスによっても変わってきますからね~。
とりあえず、印象としては養老乃瀧は生ビールがきれい!
さあて、生ビールを流し込むと……。
ふっひょお、サイコーです! キリリと冷えて、喉ごしガツンと! このために生きている~! 黄金の液体で宴がスタートです。
なお養老乃瀧ではお通しが提供されました。この日出されたのは、山菜の煮つけのようなもの。とてもシンプル。派手さがないぶん、渋いです。いかにも居酒屋さん、というような。
味は、見た目の想像どおりで、歯ごたえしゃっきり、醤油の濃い味付けでした。
印象に残るおつまみ料理ではないですが、気が付いた点は価格が安いこと。お通しが席料も含んだ価格設定になっていることは多いですが、210円なのでお通しが付く店にしては安いほうです。
おつまみを食べていたら、2杯目のお酒に手が伸びます。1杯目同様にビールですが、2杯目は「養老ビール」にしました。養老乃瀧に行ったことある人は養老ビールをご存知でしょう。ビールの中瓶に「YOROBEER」というラベルを貼ったもの。
オリジナルビールとは本気度が見えますね。ラベルのデザインもちょっとレトロでかわいく、女子だったらインスタ用にスマホで撮影すること間違いなし(たぶん)。養老乃瀧への愛着がわきそうです。
ラベルの製品情報をよく見てみると製造元がサッポロだし、正面には星マークがあるし、どうやら中身はサッポロの黒ラベルのよう。飲んで確かめたところ、たぶんですが、黒ラベルのようでした。
……あとから、養老乃瀧にかつて通い詰めていたという編集部員に話をきいたところ、養老ビールは昔、大手の味ではなく独特なものだったとか。さっぱり味だったとか、薄かったとか、ビールじゃなかったとかいう話を聞きました(本当か?)。みなさん、いろいろな意味で思い入れが強いのでしょう。思い出話なので確証はつかめませんが、今の養老ビールは少なくともサッポロ製でとてもおいしいです(しかも安い)。でも、違っていたという昔の養老ビールもちょっと飲んでみたかったな!
至るところに「養老乃瀧」がありました
店内の雰囲気や、おしぼり、お箸、オーダーの仕方などなどについても紹介しますね。
店内の雰囲気は明るく少し赤色がかった照明で、サラリーマン街にある庶民的な居酒屋さんという感じでした。また、店内の見晴らしがよかったです。少し書きましたが、1階はテーブル席、2階にはお座敷があって、いずれも席にしきりあるわけではなく、お客さんの顔が見渡せます。個室があるか確認できませんでしたが、なさそうでしたねえ。
おしぼりは布製でした。袋のままテーブルに置かれましたが、手に取ってみるとアツアツでハッとさせられました。おしぼりをホットウォーマーで温めているというのは昔ながらの赤提灯の居酒屋さんというイメージ。チェーンの居酒屋さんではアツアツなのが珍しいので、養老乃瀧ならではのこだわりを感じました。
お箸は使い捨ての割り箸でした。おもしろいことに、箸入れに箸置きの作り方が書かれていましたよ。箸入れで箸置きを作る人は多いので、ちょっとためになりますよ。
チェーンの居酒屋だと卓上のタブレットでのオーダー方式を取り入れているところが多いですが、というか大半ですが、養老乃瀧はタッチパッドはなし。オーダーはメニュー表で決めたら店員さんに直接声をかけて頼みます。
店員さんを呼ぶボタンもなかったので、混雑時は店員さんが忙しくなくしている中、タイミングを見計らって声をかけるしかありません。
最近は、呼び出しボタンがあるチェーン店がほとんどなので、ちょっと不便に感じましたが、昔ながらのスタイルだと思うとしっくりくるものがありました。養老乃瀧が不便ではなく、他が急激に便利になっただけ。昔ながらのスタイルを味わえるのも養老乃瀧ならではのアジです。
養老乃瀧に行って私が一番驚いたのは、グランドメニューにはない手書きのメニューがあったこと。仕入れや旬によって、料理を加えているようです。例えばこの日は、旬の素材である「ホタルイカ辛子酢味噌」(380円)、「初かつお刺身」(450円)、「うど天ぷら」(380円)などが書かれていました。一期一会のメニューに出会えるのは、特別感があってうれしい。チェーン店ではないような雰囲気。
また、「ビックリ価格メニュー」というのもありました。この日は「冷奴」を格安の税込162円で案内していました。安い(笑)。安く飲みたい人にとっては、こういうサービスメニューはありがたいです。
他におもしろかったことは、紙ナプキンや、爪楊枝入れといったさりげないところに「養老乃瀧」の文字が逐一あったこと。こうやってオリジナルラベルを用意する飲食チェーンは少ないような。予算が安い居酒屋なのに、ブランドへのこだわりを感じました。
灰皿は、卓上に最初から置かれていました。特に分煙については店員さんから案内はありませんでした。
刺身が安いのにおいしい!
ビールを楽しんだあとはいよいよ料理の注文です。まずはお刺身から攻めました!
お刺身の盛り合せの内容は季節によって変わるようです。五種盛りも気になったけれど、手軽な三種盛り合わせを注文しました。店員さんから特にネタの説明はありませんでしたが、見たところ、左からカンパチ、マグロ、シメ鯖(カンパチ刺身の単品は、オススメメニューとして黒板に書かれていました)。見た目からしても切り身が厚いです!
カンパチがちょっと感動ものでした。身は適度に締まっていて快い食感なのに、脂の甘味で広がります。チェーンの居酒屋さんなので「鮮度がわからない」なんて先入観を持って食べると、しっかりおいしくて予想を覆してくれますよ。
マグロは赤身ならではの、力強いおいしさ。〆鯖は酢でうまみが引き出された、こなれた味でした。いずれも、切り身が厚いので舌の上で刺身を転がしながらうまみを楽しめます。
次に注文したのは、「アジと焼きなすのなめろう」。アジなどの青魚を薬味と一緒に粘り気が出るまで叩いてつくる料理です。「アジ」のなめろうはよくあるけれど、「焼きなす」は珍しいと思って頼んでみました。
焼きなすも一緒に叩いたようで、見た目ではなすの存在感があまりありません。ですが、食べみるとふつうのなめろうとはちょっと違いました。焼きなすが加わることで、上品な甘さ、奥行きが深まって、なめろうがより絶妙な味に。
お酒のおつまみにぴったりな、ちょっと気の利いた小料理でした。日本酒に合うだろうな。白いご飯も進むこと間違いなし。
チェーンの居酒屋さんはだいたい揚げ物メニューが豊富。養老乃瀧も、唐揚げ、メンチカツ、アジフライからフィッシュ&チップスなど、なんでもござれ、という感じで揚げ物が揃っていました。そんな中で目に入ったとろろ磯部揚げ。
長芋をすりおろしたものを海苔で巻いて揚げたのでしょう。衣が花びらを大きく広げているのが素朴な雰囲気で、なんともおいしそう。
味付けは別皿のてんつゆで。添えられた大根おろしと一緒に食べると、アツアツで外はカリッ、中はねっとりした山芋のならではの食感です。優しい味が口の中で広がりました。ああ~、落ち着く。
居酒屋では定番メニューのひとつ、だし巻き玉子も注文。だし巻はプレーンの「だし巻玉子」(420円)と「自家製 しらすとねぎの出し巻玉子」(440円)の2種が用意。注文が入ってから焼いてくれるそうです。今回はしらすとねぎのだし巻き玉子を頼みました。
ふっくらたっぷりに焼き上げた玉子焼きは、きれいな色です。甘さはほどほどで、だしの味が染みだす、素朴な味の玉子焼きでした。大根おろしに醤油を垂らして一緒に食べるとぴったり。安心できる味です。
しらすとネギの風味がちょっと特別感ですよ。出し巻玉子が2種もあるのは、お客さんから人気だからでしょうね。
バクハイが酔えて安くてうまくてヤバイ
養老乃瀧といったら「バクハイ」!! バクハイとは。養老乃瀧のオリジナルアルコールです。なんでも、ウイスキーを生ビールで割った、さっぱりさが特徴の新感覚ハイボールだとか。アルコール度数は8~9%。「1杯飲んで夢を見て、2杯飲んで夢を語り、3杯飲んで夢の中」というフレーズが紹介されていました。夢の中って、やばそうですが。
まずはノーマルのバクハイをオーダー。生ビール&ウイスキー。アルコール約8%。私は初バクハイでしたが、高アルコールなのに、アルコールの強さをあまり感じずスッキリと飲めました。添えてあるレモンをしぼったからでしょうか。おいしい、おいしいですが、飲みやすくてこれは危ない!
ビールをジンジャーエールで割ったシャンディーガフに風味が似ていますが、実際は生ビールにさらにウイスキーを足しているのですからね。でも、不思議とウイスキーの味は控え目。うぉー、グビグビと飲めてしまう!
トマトを使ったという赤バクハイも飲んでみました。こちらはアルコール9%。トマトの酸味がきいていて、レッドアイのよう。こちらも、アルコールの強さを感じませんでした。すっごくさっぱり、ふつうにおいしい、でも強アルコール!
ビールをトマトジュースではなく、トマト味のリキュールで割ったものと思えます。飲み口がいいのにパワフルのバクハイ。310円という安さも驚くばかりです。
なお、追加用「火薬」もあるようでした。ノーマルなバクハイ用の火薬のほか、「ビーム火薬」、「白火薬」「赤火薬」。各70円。1杯につきひとつまでとなっています。アルコール足すと楽しいことになりそうですが、くれぐれも適量をわきまえて……。
ビールやバクハイだけでなく、ほかのお酒も飲みました! レモンサワーはごくごくシンプル。お酒をレモン風味の炭酸で割ったものに、レモンが添えられているというものです。生搾りのレモンサワーは、私はちょっと搾るのがめんどくさいと感じてしまうので、搾らないレモンサワーは好き。酸っぱすぎることなく、飲みやすかったです。
飲み干してみて、結構好きなお酒だなと思ったのは塩トマトサワー。トマトジュースのサワーなのですが、塩気があってひきしまるので、さっぱり飲めました。健康によさそう! ふつうのトマトサワーより飲みやすいので、きつめのお酒が苦手な人にもおすすめ。
ものすごく大きい「鶏ももジャンボ串」がオススメ
お酒だけでなく、どの料理もおいしかったのですが、私のオススメは「鶏ももジャンボ串」!
焼き鳥……、ではない。なにやら大きな鶏肉の身の炙りです。豪快さを目で確かめたくて注文。実物はメニューで予想した以上に豪快。すっげえ、でっか、と興奮しました。これが2本入っています。
ももなので脂たっぷり。スパイシーなコショウ、(おそらく)クミン、ニンニクなどで味付けして焼いたものと思います。
山賊焼きのようなパワフルな味わい。とにかく大きいので、2本セットですが1本でかなり満足感があります。ビールも進むし、バクハイももちろん進む。他では味わえない豪快さなので、養老乃瀧にいったらマストで頼みたいです!
いろんな料理やお酒を楽しんで安上がりにするなら「養老乃瀧」一択
実は養老乃瀧って、おじさまばかりのイメージがあったんですよね。ただ、一度行ってみるとその魅力に取りつかれてしまいます。養老乃瀧名物であるビールやバクハイ。さらには料理のクオリティー。にもかかわらず、お財布には優しい居酒屋。大衆居酒屋のように店内もわいわいがやがやしていて、楽しくお酒を飲みたいという需要を満たすにはぴったりのお店でした!
それでは最後に、今回行った養老乃瀧で気になったポイントをいくつか紹介します。
お酒も料理も幅広くて大満足
料理は定番メニューが多いものの、ひとつひとつのクオリティーは確かなモノ。しかも、鶏ももジャンボ串のようにがっつりと食べられるメニューまであったのもうれしいですね。
養老ビールやバクハイなど、養老乃瀧でしか楽しめないお酒と出会えるのも貴重な点です。しかも、当然のようにおいしいのも◎。養老乃瀧でよくあるお酒を頼むのがもったいない、と感じるほどでした。
レトロな雰囲気でもトイレはきれいです
お手洗いは、男女にわかれていて、中に個室が2つありました。建物自体が正直あまり新しくないこともあり、お手洗いも青色のタイルでややレトロな雰囲気。ですが、丁寧に清掃されているようで想像以上の清潔感で、快適でした。個室の中もそこそこ広くて落ち着きましたよ。
ひとり3000円ちょっとでしっかり飲み食いできる!
2人で上限を特に気にせずに飲み食いして、合計額は6220円でした。お酒8杯、食べもの5点です。ひとり3000円ちょっとなので、しっかり飲み食いしたなという満足感に対してかなり安く感じました。
店舗によってはクレジットカード非対応?
一点だけ注意が必要で、取材に行った店ではカードは使えませんでした。店舗によってカードの対応は異なるかもしれませんので、お近くの店で確認してみてください。
養老乃瀧を使えそうなシチュエーション
・大人数の飲み会や宴会
・会社の同僚と
・学生など若い人の飲み会
・大衆居酒屋好きならマスト!
■「養老乃瀧」で好きなメニューを教えてください
みなさんは「養老乃瀧」に行くとなにを頼みますか? ナベコTwitter(@wagomunabe)に教えてください。Facebookもやっています!
ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、レモンサワー、ホッピー、アルコール全般が大好き。お酒に合う塩分高めの食事も。
「アスキーグルメ」でおいしい飲食情報を発信中!
特に記載のない限り、記事内の表記価格は「税抜き」です
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