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とにかく多い第8世代Coreプロセッサーのコードネーム事情

Cannon Lake-U、突然発表

2018年05月16日 21時30分更新

文● ジサトライッペイ

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Intel ARKに掲載されたCannon Lake世代の最初のCPU「Core i3-8121U」。

 どもどもジサトライッペイです。さまざまなところでウワサになっていた、Intelの10nmプロセス製造次世代CPU(開発コードネーム:Cannon Lake)の一部製品がついに「Intel ARK」に掲載されました。発表された型番は「Core i3-8121U」で、モバイルノートPC向けのUプロセッサーになります。2コア/4スレッドで動作クロックは定格が2.2GHz、Turbo Boost時の最大クロックが3.2GHz。L3キャッシュは4MBでTDPは15Wです。Intel ARKには内蔵グラフィックスの項目がない点も興味深いです。

 いろいろとまだ不明点は多い製品ですが、型番名の左にあるバッジを確認すると、「Core i3」「8th Gen」と表記されていることから、第8世代Coreプロセッサーファミリーということになります。ここで一旦整理したいのが「第8世代Coreプロセッサーはコードネーム多すぎ問題」です。

 というのも、Intelにおける近年のメインストリーム向けCPUは、第2世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Sandy Bridge)から第7世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Kaby Lake)まで、モバイル向けからデスクトップ向けまで一貫して世代ごとに同じコードネームが使われてきました。

 しかし、第8世代Coreプロセッサーでは2017年7月にまずKaby Lake Refreshと呼ばれるCore i7/Core i5のUプロセッサーが登場し、同年9月にはCoffee Lakeと呼ばれるデスクトップPC向けのSプロセッサーをお披露目。さらに、2018年に入ると1月にはRadeonを内蔵し話題になったライトゲーミングノートPC向けのKabe Lake-Gを、4月にはCore i9を含むハイエンドゲーミングノートPC向けのCoffee Lake版のHプロセッサーやUプロセッサーの追加モデルを発表。

 と、開発コードネームが乱立しております。そして、細かい話ですが実は2月にもCore i3-8130UというKaby Lake世代のCore i3がしれっと発表されていたりもします。セグメント別にまとめると下記になります。

 これはようやく技術的にインパクトのある10nm製造の最初の製品ができたはいいが、新しく「第9世代Coreプロセッサー」をうたうには、ほかのラインアップを量産するまでにだいぶ時間がかかると見込み、それならいっそと第8世代に混ぜ込んだということなのでしょうか。理由は今のところ不明です。個人的には初代Coreプロセッサーのように、同じ世代のファミリーに製造プロセスやアーキテクチャーが異なるさまざまなコードネームがあっても楽しいものですが、市場は混乱するかもしれませんね。

■関連サイト
Intel ARK Core i3-8121U製品ページ

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