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さとうなおきの「週刊アジュール」第29回

Azure SQL Databaseの新機能リリース祭り

Azure SQL Databaseに仮想コアベースの価格モデルが登場

2018年04月13日 12時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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 こんにちは、さとうなおきです。「週刊アジュール」では、先週の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。

オーストラリア中部/中部2リージョンがGA

 3月のスイス、UAE、ドイツリージョンの発表、フランスリージョンのGA(一般提供)に続き、今回、Azureのオーストラリア中部、オーストラリア中部2リージョンがGA(一般提供)になりました。

 これで、Azureは、世界40リージョンでサービスを提供し、さらに10リージョンの計画を公表していることになります。

 オーストラリア中部、オーストラリア中部2リージョンの利用は、オーストラリア政府、ニュージーランド政府、重要なインフラストラクチャ組織(医療機関、金融サービス、輸送機関、公共施設など)、およびそれらによって信頼される事業者に制限されています。

 詳細は、ブログポスト「New Microsoft Azure regions available for Australia and New Zealand」AzureリージョンAzureオーストラリア中部リージョンをご覧ください。

Azureリージョン

Azure SQL Database:仮想コアベースの価格モデル

 Azure SQL Databaseは、SQL Serverベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 Azure SQL Databaseには、Single Database(単一データベース)、Elastic Pool(エラスティックプール)、Managed Instance(マネージインスタンス)という、3つの実行モデルがあります。

 これまで、Single Database、Elastic Poolでは、DTU(データベーススループットユニット、データベーストランザクションユニット)と呼ばれる、CPU、メモリ、IOのキャパシティの相対値とストレージ容量を基にした料金プランが提供されていました。

 3月にプレビューがリリースされていたManaged Instance(マネージインスタンス)では、仮想コア(vCore)を基にした価格モデルが提供されています。このモデルでは、コンピューティング(仮想コア、メモリ)とストレージ容量を任意に選択可能です。

Azure SQL Databaseの2つの価格モデル

 今回、Single Database、Elastic Poolで、既存のDTUベースの価格モデルに加えて、仮想コアベースの価格モデルのプレビューがリリースされました。

Azure SQL Databaseの2つの価格モデル

 Single Database、Elastic Pool、Managed Instanceの仮想コアベースの価格モデルでは、SQL Server向けのAzure Hybrid Benefit(Azureハイブリッド特典)を活用できます。これを使うと、オンプレミス向けのソフトウェアアシュアランス(SA)付きのSQL Serverライセンスを、Azure SQL Databaseに持ち込むことで、Azure SQL Databaseのコストを最大30%削減できます。

 詳細は、更新情報「Preview: A flexible new way to purchase Azure SQL Database」、ブログポスト「A flexible new way to purchase Azure SQL Database」ドキュメント(最新情報は英語ページを参照)、Azure SQL Databaseの価格をご覧ください。

Azure SQL Database:読み取りスケールアウト

 Azure SQL Databaseで、「読み取りスケールアウト」機能のパブリックプレビューがリリースされました。

 DTUベースの価格モデルのPremiumレベル、仮想コアベースの価格モデルのBusiness Criticalレベルでは、1つのプライマリレプリカと2つ以上のセカンダリレプリカで構成されます。すべての読み書きが1つのプライマリレプリカで処理され、書き込み処理はプライマリレプリカからセカンダリレプリカにレプリケートされます。セカンダリレプリカはプライマリレプリカからのレプリケーションを受信しているだけです。

 読み取りスケールアウトは、Premiumレベル、Business Criticalレベルでサポートされています。読み取りスケールアウトを有効化すると、セカンダリレプリカで読み取り処理を実行することができます。書き込み処理は引き続きプライマリレプリカでのみ実行されますが、読み取り処理をプライマリレプリカからセカンダリレプリカにオフロードすることで、スケールアウトを実現できます。

 詳細は、更新情報「Public preview: Read scale-out support for Azure SQL Database」ドキュメントをご覧ください。

Azure SQL Database:長期バックアップリテンション期間

 Azure SQL Databaseのバックアップ機能では、リテンション期間は、Basicレベルで7日間、Standard/Premiumレベルで35日間です。

 2016年10月に、最長10年間までの長期バックアップリテンションのパブリックプレビューが始まっていました。このプレビューでは、バックアップ/復元サービスのAzure Backupを活用して、バックアップを保持していました。

 今回、この長期バックアップリテンションのパブリックプレビューがアップデートされました。新しい長期バックアップリテンションでは、Azure Backupを使わずに、Azure Blob Storageを直接使ってバックアップを保持するようになりました。

 詳細は、更新情報「Preview of long-term backup retention in SQL Database gets an update」、ブログポスト「SQL Database: Long-term backup retention preview includes major updates」ドキュメント(最新情報は英語ページを参照)をご覧ください。

Azure SQL Database:エラスティックプールの構成エクスペリエンスの改善

 AzureポータルでAzure SQL Databaseのエラスティックプールを構成する際のユーザーエクスペリエンスが、改善されました。

 詳細は、ブログポスト「Improvements to SQL Elastic Pool configuration experience」をご覧ください。

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