最大クラスの回転ブラシでパワフルにお掃除
センサーを搭載していないことによるメリットもあります。
落下を防止するためには、移動しようとする方向に床があるかどうかをチェックする必要があります。ほかのロボット掃除機の場合、底面の周囲に下向きのセンサーを設置して、床との距離を測りながら移動します。床面との距離が広がったとき、移動可能な程度の段差ならそのまま進むし、難しそうなら段差の方向には進まないようにすればいいのです。
ただこの方法だと、回転ブラシが周囲のセンサーを避けなくてはならず、そのぶんブラシのサイズが小さくなってしまいます。また、回転ブラシをボディーの端に設置できないため、ゴミまでの距離が遠くなってしまい、直接吸い込むのが難しくなります。
その点、底面にセンサーがないPUREi9では比較的自由にレイアウトすることができ、回転ブラシのサイズは幅20.5cmと最大クラス。前面から吸引口までの距離がたった3cmしかなく、ゴミを吸い込みやすくなっています。
また、エアエクストリームテクノロジーと名付けられた毎秒約10リットルの吸引力で、カーペットのゴミなどもパワフルに吸い込んでくれます。本体の形が三角形をしているため回転するサイドブラシが部屋の隅まで届き、死角もなし。
最初は掃除しないところがあったりするんじゃないの? とか、ゴミが残ってしまうんじゃないの? なんて思ってたんですが、いざやってみたら全然そんなことありませんでした。普通に掃除したときと変わらないっていうか、ワタシのずさんな掃除の方がよっぽど取りこぼすこともあります。疑ってごめんなさい。
お手入れも楽々
もうひとつカミさんが掃除機選びで気になると言っていたのはお手入れ的なところ。紙パック式だと捨てるのが簡単だし汚れないしで、できれば紙パックがいいそうなんですが、ロボット掃除機の主流はいわゆるサイクロン式と呼ばれる紙パックなしのタイプ。PUREi9もゴミはダストカップに溜まるので、ゴミ捨てと掃除が必要です。
ただダストカップもセンサーがないぶん大きくすることができ、容量が700mlとこれもまた最大クラス。頻繁にゴミを捨てる必要はありません。
ゴミを捨てるときは、ダストカップのフタをパカっと開けて逆さまにすればいいので、手が汚れる心配はありません。フィルターともども水洗いも可能です。充電台も自分で掃除してくれるので、わざわざ掃除する必要はありません。自分の家を掃除している姿を見ると、なんて健気なんでしょうと思ってしまいます。
充電台といえば、これは他社製品でもそうですが、掃除が終わったらちゃんと充電台に戻ります。掃除中に充電が必要になったときも自分で戻り、80%充電したら停止した場所から再開するので、充電に関してなにかする必要はまったくありません。
掃除能力は思った以上にパワフルだし、隅々までちゃんと掃除してくれるし、留守にしていても勝手に掃除を済ませておいてくれるしで、正直、超便利。買うまではロボット掃除機ってホントに使い物になるのかね? と疑っていたんですが、今ではなんで早く買わなかったんだろうと思っています。安い買い物ではありませんでしたが、買ってよかった~。
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