このページの本文へ

特別企画@プログラミング+第29回

Python入門書の定番『みんPy』柴田淳氏が提案する、新しいプログラミングの入門講座とは?

2018年04月02日 09時00分更新

文● プログラミング+編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

インタラクティブ教材やペアプログラミングで、ここでしか得られないプログラミング体験

 学校でまだ教えていないことを学べるようにするのが出版社の仕事の1つです。そこで、一昨年から角川アスキー総研では「ディープラーニング」や「Python」のセミナーを開催してきました※1。この2つのテーマは、とくに多くのジャンルの人に取り組んでほしい領域なのに、きちんと学べる環境にいる人は専門の学科や仕事でかかわられている方に限られているからです。

 その中でもPythonは、プログラミングを始めるのに最適な言語の1つとされ、日々の仕事にかかわる面倒なことを片付けてくれるパートナーにもなる言語です。しかも、まさにディープラーニングやIoT、データサイエンス、量子コンピューティングなどの先端分野で必要とされ、これからますます注目される言語です。

 そこで、角川アスキー総研では、Pythonの新しいセミナーを企画させていただきました。講師は、Python入門書の決定版として定評のある『みんなのPython』(SBクリエイティブ刊)※2の著者の柴田淳氏です。

Pythonの人気入門書としてすっかり定着した「みんPy」の愛称まである『みんなのPython』

 柴田氏にPython講座をお願いすることになったのは、人気の入門書を書かれているからというのがもちろんあります。その親切さ分かりやすさは大切な部分です。しかし、それと同時に、プログラミング言語やそれを学ぶことについて、とことん本質を追求してこられ、また工夫を重ねられて、その成果を講座の形でやっていただけるからです。

 それが、4月14日(土)開催の「【AI(機械学習)基礎を最短距離で学ぶ】Python × 正しいプログラミングの学びかた:基礎講座」です。講座の対象は、以下のような方々を想定しています。

・人工知能、ディープラーニングやIoTでPythonを活用したい方
・ネットワーク管理、セキュリティ分野などで活躍されていて、Pythonを活用したい方
・CGなどでPythonを活用したいアーチスト
・コピペプログラミングから抜け出したい方

 また、教育現場や職場などでプログラミングを教える・伝える方にも、よい機会になると考えられます。

 「プログラミングにしても機械学習に必要な数学にしても、断片として学んでいては自分のモノになりません。必要性を実感してからはじめ、根本から理解することで、より深い学びに繋がってゆくのだと思います」というのは、柴田氏ご自身の経験からも言えることだそうです。

 そのために、今回の講座ではPythonの統合環境の1つである「Jupyter Notebook」を利用したインタラクティブな仕掛けを用意。これを使った“対面式のバンズオン”でしかできない体験をおりまぜつつ、より深い学びへと参加者を導くことをめざします。



講座冒頭で使う教材(開発中)。簡単なプログラムで,障害などを乗り越えて画面中の車をゴールまで進めながら,プログラミングの基礎を学びます。また,制限時間内の進み方を元に参加者の知識や適性を評価して,学習時のペアを作るのに利用します。



二時間目で使う教材。要求された条件をプログラムという手順に落とし込むときの手法を,「動くハノイの塔」を解くことで楽しみながら学んでいただきます。

  また、いわゆるペアプログラミング(今回はペアまたはトリオによる小グループでの学習)を行います。そうした座学やプログラミングの実践のほかに、クイズやテストなどを織り交ぜながら、この講座でしか体験できない内容を目指しています。

5時間目では,音声データ(母音)の特徴を数値化して理解する演習を行います。
データ処理とデータの視覚化を通して,AI(機械学習)の要素技術がどのように成り立っているかを学びます。

 プログラミングの実践を、プログラマー流の「ものごとの考え方」、さらには、問題をどのようにとらえてプログラムに落とし込むかから学びます。テーマとして、AI・機械学習・ディープラーニングの領域をあつかい、文字どおり最短距離でその基礎をつかんでいただくことを目指しています。

 なんとなくPythonが気になっていたという入門者から、会社で機械学習やディープラーニングを検討せよと言われている現実的な課題をお持ちの方、そして、ご自身のテーマをAIやIoTをきっかけに広げたいと考える人の第一歩として適切な内容のセミナーになるはずです。

講師:柴田淳氏より

 人間は誰でも知りたがりです。気になる人がご機嫌でいるのは「なぜか」を知りたいと思っていますし、機械やシステムの「仕掛け」を知ると嬉しくなります。人工知能に注目が集まるのは、人間が考える「仕組み」を知りたいと思っているからなのかも知れません。

 「知りたい」という気持ちを元に、人間は学びます。学んで分かると嬉しいので、さらに深く学びます。そうして、学ぶという行為自体が楽しくなります。拙著『みんなのPyhton』が10年以上にわたって多くの方に読まれているのは、Pythonやプログラミングの仕組み、機能が実装された理由についてページを割いて書いてあるからだと思っています。「分かりやすい」の裏側には興味を引きつける仕組みが必要なのです。

 今回の講座では、入門書執筆で得た知見に加えて,インタラクティブな教材や対面のハンズオンでしかできないペアプログラミングのような体験を盛り込みました。「知りたい」という気持ちを維持しながら、プログラミングやPythonの基礎を学び、AI(機械学習)の基礎まで参加者を導きます。「分かる」を超えて「できる」を目指し、さらに深い学びを目指しましょう。

講師プロフィール

柴田 淳

 2000年代初頭から主に受託開発にPythonを活用し始める。大規模サイトや出版社のCMS, Googleキャンペーンサイトのバックエンドの開発や設計を行う。今は受託から離れ、自社サービスの開発と運営を行う。著書に『みんなのPython』『みんなのIoT』など。

(※敬称略)



開催概要

■講座名:【AI(機械学習)基礎を最短距離で学習】Python × 正しいプログラミングの学びかた:基礎講座
■日時:2018年4月14日(土)11:00 ~ 18:00(10:30 受付開始)
■会場:角川第3本社ビル(東京都千代田区富士見1-18-19)
■参加費 一般(昼食付き):27,000円(税込)
■対象者 プログラミングを初めて学んでみたい方、Pythonを活用した機械学習に興味をお持ちの方、プログラミングの教え方や学習方法について関心をお持ちの方
※入門講座であるため、これまでのプログラミング経験は問いません
■定員:30名(予定)
■主催:株式会社角川アスキー総合研究所
■申し込み:
参加登録はコチラから!
==>http://lab-kadokawa47.peatix.com(Peatixの予約ページに遷移します)。


注釈

  1. 角川アスキー総研の「道具としてのPyhton」は2日でPythonの実力をつける講座。宮川大輔氏を講師に迎え、現在まで7回開催しています。
  2. 『みんなのPython 第4版』(柴田淳著、SBクリエイティブ刊)
■Amazon.co.jpで購入

カテゴリートップへ

この連載の記事
ピックアップ