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柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第44回

ワンランク上のPDF表示テクニックをマスターしよう

2018年01月31日 11時00分更新

文● 柳谷智宣

提供: アドビ

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同じPDFファイルを別のウィンドウに表示する

 通常、PDFファイルは1つのウィンドウでしか開くことができない。ファイルを開いた状態で、「ホーム」画面や「ファイル」メニューから開こうとしても、表示中のタブがフォーカスされるだけだ。しかし、マルチディスプレー環境などで、分割表示ではなく、同じPDFファイルを別のウィンドウに表示したいこともあるだろう。そんな時は「ウィンドウ」メニューから「新規ウィンドウ」をクリックすればいい。その場合、元のファイル名の最後に「1」が付き、新規に開いたウィンドウのファイル名の最後には「2」が付くようになる。2つだけでなく、もっとたくさん開くことも可能だ。もちろん、同じファイルなので、編集すると保存しなくてもほかのウィンドウにも反映される。

 複数のAcrobat DCのウィンドウが表示されている場合は、「ウィンドウ」メニューの「重ねて表示」と「並べて表示」機能が利用できるようになる。Acrobat DCのウィンドウを整列させたいときに便利だ。

「ウィンドウ」メニューから「新規ウィンドウ」をクリック

同じPDFファイルが別のウィンドウで開いた

複数のAcrobat DCを起動している場合は、「ウィンドウ」メニューから重ねたり並べたりできる

冊子資料を実物と同じように見開き表示にする

 冊子資料を取り込んだPDFファイルなどは、実物と同じように見開き表示にすると読みやすくなる。そんな時は「表示」メニューから「ページ表示」→「見開きページ表示」もしくは「見開きページでスクロール」を選べばいい。もし、表紙ページがある場合は、表示の順番がずれてしまうので、「ページ表示」→「見開きページ表示で表紙を表示」にチェックを入れよう。

「表示」メニューから「ページ表示」→「見開きページ表示」をクリックする

2ページずつ並べて表示できる

「見開きページでスクロール」を選べば、ページ切り替えでなくスクロールできる

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