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柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第150回

オンラインPDF編集サービスを比較してみた! Acrobat webは文字の追加、修正、検索はできる?

2023年03月14日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●MOVIEW 清水

提供: アドビ

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 本連載は、Adobe Acrobatを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第150回は、Acrobat webでできることをオンラインPDF編集サービスと比較しながら紹介する。

 Adobe Acrobatはオンラインツールも用意しており、ブラウザ上で一通りのPDF操作が可能だ。Acrobatのソフトウェアがインストールされた自分のPCがなくても、PDFに文字を追加したい、など簡単な修正であればオンラインで対応することができる。

 今回は、無料でも利用できる「Adobe Acrobat」のウェブ版を紹介する。また、オンラインPDFツールの「iLovePDF」と「Smallpdf」でも同じサンプルファイルを使ってレビューしてみた。

豊富な編集機能を用意している「Acrobat web」

 Acrobat webは無料アカウントでも豊富なPDF編集機能を利用できる。ファイルの読み込みは、デバイスからのアップロードに加えて、「Document Cloud」「OneDrive」「GoogleDrive」が利用できる。編集画面での検索機能を備えており、「Acrobat」の「Acro」など、単語の一部分でもきちんと検索できるので、編集したい部分をすぐに見つけられる。

 テキストボックスを新規追加するだけでなく、注釈として、コメントやテキストコメントを追加することもできる。選択しているテキストにハイライトを付けたり、下線や取り消し線を引けるなど、ツールが充実しているのが特徴だ。

 描画はフリーハンドのペンツールが用意される他、図形を追加することも可能。角が丸い長方形は、画像の一部分を囲むときに利用できそう。その他、チェックマークや×マーク、点なども用意されている。

 また、検索機能も備えており、PDF内の任意のキーワードを見つけられる。

Acrobat webのメニューから「テキストと画像を編集」を開き、ファイルを読み込む

「テキストを入力」ツールで任意の場所にテキストを挿入できる

検索機能を備えており、単語の一部でもきちんとヒットする

 Acrobat Proのアカウントを持っていれば、さらに画像を追加したり、既存のテキストを編集したりできる。誤字を修正したり、フォントを変更できるので、プレゼン直前の隙間時間でもPDF資料に手を加えられるのがありがたい。

編集モードで既存のテキストを選択すると修正できるようになる

見出しの「Tips特集」を「Tipsテク」に修正してみた

「iLovePDF」は「PDF編集」を無料で使えるが文字の修正はできない

 iLovePDFは無料でもPDF編集を含め、ほとんどの機能を使えるのが特徴だ。ファイルの読み込みは、デバイスからのアップロードに加えて、「Dropbox」「GoogleDrive」が利用できる。

 「PDF編集」画面では、図形や画像を追加したり、フリーハンドで書き込んだりできる。図形は直線、四角形、楕円、シンボル、顔文字はハートマーク、チェックマーク、×、!、?などが用意されている。

 「A」アイコンをクリックすればテキストボックスを追加できる。グラフにタイトルやコメントを入れたりする際に利用できそう。文字のフォントやサイズ、太字や下線といった設定の他、テキストボックスの背景色を設定できる。テキストを左揃え/中央揃え/右揃えにするアライメント機能を備えるほか、文字の不透明度を調整できるのはユニークだ。

 ただし、iLovePDFでは既存のテキストを修正したり、削除することはできない。有料プランは月額525円と手ごろなのだが、それでもテキストの修正・削除はできないので注意すること。また、編集モードでテキストを検索する機能も用意されていなかった。

iLovePDFのメニューから「PDFを編集」をクリックし、ファイルを読み込む

「図形を追加」メニューから様々な図形や絵文字を追加できる

「テキストを追加」をクリックし、テキストを入力する場所を選択する

テキストを追加できた

有料プランなら文字修正もできる「Smallpdf」

 SmallpdfもiLovePDFと同様、無料プランでも文字の追加が行なえるうえ、検索機能も用意されている。もちろん、単語の一部での検索も可能だ。ファイルの読み込みは、デバイスからのアップロードに加えて、「Smallpdfストレージ」「Dropbox」「GoogleDrive」が利用できる。

 有料プランなら「編集」タブを利用でき、テキストボックスをクリックすることで、文字列を修正したり、削除できる。もちろん、フォントやサイズ、配置なども変更可能。

 プロプランの利用料金は年払いで、月額1013円相当となる。無料プランの機能に加えて、広告がなく、クラウドストレージやデスクトップアプリも利用できるようになる。また、ウェブ版でもPDFのテキストを修正できる。画像や図形の追加、フリーハンドの描写に加え、ハイライトを引く蛍光ペンツールも搭載している。

SmallPDFのホーム画面から「PDF編集」をクリックし、ファイルを読み込む

テキストボックスを追加したところ

キーワード検索機能を備える

「編集」タブを開き、テキスト部分をクリックする

テキストを編集できた

 どのツールも無料アカウントでも、画像や図形、テキストの追加は可能。Acrobat webとSmallpdfは有料プランを利用しているなら、テキストの修正も行える。Acrobat Proアプリが使えない環境でも、ネットにつながってさえいればPDFファイルを編集できるので、外出先で突発的に作業することになっても慌てず、これらのツールを活用しよう。

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