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装着感と軽さがとてもいい2万円台完全ワイヤレスイヤフォン

2017年11月18日 12時00分更新

文● 四本淑三

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スポーツモデルという枠を外しても魅力的

 全般的にスポーツモデルというエクスキューズがいらないくらいよくできた製品だが、それでも不満はいくつかある。音声のストリーミングが始まるとノイズが乗ってくること。少し前までのBluetoothイヤフォンには当たり前の現象だったが、最近の機種ではほとんど見かけなくなったので、少々残念だ。

 もう一つは動画での音声ズレが大きく、動画の視聴は厳しいこと。もっともランニング中にYouTubeを観るような人はいないだろうから、スポーツモデルとしては問題ない。でも、スポーツ用途に限らずオールマイティーに使える資質を備えているので、もし音声遅延が小さければ、なお良かった。

 イヤフォンは実際に使ってみるまでわからないものだが、なによりこの製品のフィット感の良さには驚いた。安定度が高い上に、違和感も最小限だ。これで飛んだり跳ねたり走ったりしても外れないのだから、日常的な使用で不意に落とすことも少ないだろう。使っていて大きな安心感につながる。

 特にスポーツをやらず、日常的なシーンでも、タフさとバッテリー性能で差がつく。もちろん、音楽を聴きながらハードなトレーニングをこなしたいなら、このモデルの軽さは集中力の妨げにならないだろう。

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著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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