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BOSEの完全ワイヤレスイヤフォンは音質で勝負できる完成度

2017年11月11日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 ついにBOSEもトゥルーワイヤレスイヤフォンを市場に送り込んできた。製品名は「SoundSport Free wireless headphones」。その名のとおりスポーツモデルで、雨や汗に耐えるIPX4の防滴性能が付き、スタビライザー付きの「StayHear+ Sportチップ」が装着される。

 残念ながらBOSEのお家芸たるノイズキャンセル機構はないが、同じスポーツモデルのみならず、ほかのトゥルーワイヤレスイヤフォンを脅かすのは、やはりその音にあった。

 価格は税込2万9160円。今回は発売前にメーカーからデモ機をお借りできたので、そのレポートをお届けしたい。

大きめの本体でバッテリー長持ち

 イヤフォン外観は同社のBluetoothモデル「SoundSport Pulse wireless headphones」や「SoundSport wireless headphones」からケーブルを取り去ったようなイメージ。カラバリは2色で、ブラックとミッドナイトブルーが選べる。

写真はブラック。側面のロゴ入りパネルは、光に当てるとゴールドメタリックにも見える

バッテリー内蔵充電ケース。イヤフォン本体をマグネットで吸着し、逆さにしても落ちない。ケースの大きさは幅100×奥行き48×高さ38mm、重さは80g

 イヤフォン本体はスポーツモデルらしく、大柄な作り。重さも左右セットで18g(実測値は右9.1g、左8.8g)と、スポーツモデルとしても重い。その代わりバッテリーは長持ちで、2時間のフルチャージで連続再生最大5時間。小型軽量をうたう密閉カナル型のトゥルーワイヤレス機と比べれば倍は長い。

 付属のバッテリー内蔵充電ケースには、イヤフォン本体を2回フルチャージできる容量があり、15分間の充電でも45分間動作するとメーカーは言っている。実際に使ってみても、電源周りについてはまったく不満はない。

 ペアリングはスマートフォン本体での設定のほか、メーカーが無償提供するiOS/Android向けアプリ「Bose Connect」も使える。このアプリには、イヤフォンが行方不明になった際、最後に接続が切れた場所を表示する「ヘッドホンを探す」の機能もある。

iOS版のBose Connect。自動オフタイマーや、音声ガイドの言語設定などもできる

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