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COMPUTEX TAIPEI 2017レポート 第49回

COMPUTEXのADATAブースで見た、今年発売予定のNVMe対応SSDいろいろ

2017年06月07日 22時40分更新

文● 山県 編集●北村/ASCII.jp

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 COMPUTEX TAIPEI 2017で、日本でもおなじみADATAのブースでは、今後発売予定とされるNVMe対応SSDの新製品が並んでいた。XPGシリーズの製品を中心に紹介していこう。

COMPUTEX会場である南港展覧館のADATAブースでは、今後発売予定のNVMe対応SSDが多数展示されていた

 「SX9000NP」は「XPG SX8000」シリーズの後継となる新型モデル。コントローラーはSilicon Motion「SM2260」から、Marvell「88SS1093」に変更。まずは2DのMLC NANDを採用するが、順次3D NANDへへ切り替わっていくとしていた。なお、転送速度はシーケンシャルリード2800MB/sec、同ライト1500MB/sec。容量は256GB/512GB/1TBの3モデルが用意される。

XPGシリーズの最新モデル「SX9000NP」。めずらしい赤い基板を採用。今年秋ごろには店頭になる可能性がある

 もうひとつ、XPGシリーズからはエントリーモデル「SX6000」シリーズが準備中だ。こちらは「SX7000」の下位モデルで、コントローラーはSilicon Motionから、カニさんマークでおなじみのRealtek製を採用する。そのほか、3D TLC NANDを搭載。容量は128GB/256GB/512GB/1TBの4モデルが用意される。

価格を抑えた廉価モデル「SX6000」シリーズ。カニさんマークでおなじみのRealtek製コントローラーを採用する

 なお、コンシューマ向けではないものの、Silicon Motionの新型コントローラー「SM2262」を搭載する「IM2P33E8」も展示されていた。3D TLC NANDを組み合わせた製品で、公開されていた転送速度はシーケンシャルリード3000MB/sec、同ライト1500MB/secと非常に高速だった。容量は240GB/480GB/960GB/1.92TBの4モデルが用意される。

アキバの店頭で販売される可能性は低いが、エンタープライズ向けの「IM2P33E8」も展示。シーケンシャル読込3000MB/secオーバーと非常に高速

 なお、昨今のNANDの供給不足について尋ねたところ「ADATAは特定メモリメーカーを決めず、普段からバランスを考えた供給を受けるようにしている。そのため、一部メモリメーカーで品薄となっても、それほど大きな影響を受けることなく市場へ提供できる」とのことだった。

レッドカラーのヒートシンクを搭載する「XPC GAMMIX S10」。

こちらはSSDではなく、DDR4 4500動作をうたうオーバークロックメモリー。おなじみの大型ヒートシンクを搭載していた

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