このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第243回

Windows 10対応の最新無料ソフトでテープ起こしは快適?

2017年02月22日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 「テープ起こし」とは、録音した会話をテキストに書き起こす作業のこと。インタビューや会議、授業などを録音したデータを機器ながら、PCのテキストエディターで入力するのだ。その際に利用するのがメディアプレーヤーで、テープ起こし用のソフトを使えば効率が格段にアップする。今回は、2月20日にリリースされた専用ソフト「テープ起こしプレーヤー」を使ってテープ起こしをする技を紹介しよう。

久々に新しいテープ起こしソフトが登場した

伝説の「Okoshiyasu2」もいよいよ代替わりできるか

 「テープ起こし」とは言え、今やカセットテープで録音することはない。ICレコーダーやスマホの録音アプリで録音することがほとんどだ。筆者も取材時は、使わなくなったスマホをICレコーダー代わりにしている。そのデータをPCに取り込んで再生するのだ。

 その際に利用するのがテープ起こしアプリだが、これまで選択肢は「Okoshiyasu2」(Mojo氏作)というフリーソフト一択だったのだ。最終リリース日が2009年8月で、動作確認済みOSはWindows XP。もちろん現在ではサポートもバージョンアップもない。それでも、仕事でテープ起こしをしている人の間では根強い人気を誇っていた。実は、Windows 10でも動作することはするので、筆者を含め継続して利用しているユーザーも多かった。

 そんな中、珍しく2017年2月20日、株式会社アスカ21が「テープ起こしプレーヤー」を無償で公開した。もちろんWindows 10に対応しており、「Okoshiyasu2」と比べて機能が強化されている。株式会社アスカ21は、ICT関連事業を手がける企業で、テープ起こしのサービスを提供している。「テープ起こしプレーヤー」はアンケートに答えることでダウンロードできる。ソフトはZIPファイルで圧縮されており、解凍して自分で適当なフォルダーに保存する。インストールされないので、ソフトを自分で実行する必要がある。

現在最も広く利用されているテープ起こしソフト「Okoshiyasu2」。ただし、動作確認済みの対応OSはWindows XP

株式会社アスカ21のサイトからアンケートに答える

最後にダウンロードリンクが表示される

圧縮ファイルを解凍し、「AudioPlayer」を実行する

「テープ起こしプレーヤー」のメイン画面

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン