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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第245回

乾電池で動く、屋外でも夜間でも配線なしで手軽に自動録画できる防犯カメラ

2017年03月16日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 家庭でもセキュリティーに気を配るにこしたことはない。そんな時にまずチェックするのが監視カメラだろう。しかし、大手メーカーのパッケージ商品を見ると、工事が必要だし価格もなかなか高く、腰が引けてしまう。しかし、工事不要でとても手軽に設置できる防犯カメラがある。今回は、「自動録画防犯カメラ RD1006AT」を活用する技を紹介しよう。

電源を入れて木などに縛り付けるだけで撮影してくれる防犯カメラがあれば安心度アップ!

手軽に設置できる屋外対応の監視カメラを導入してみる

 防犯カメラを導入したいが、手間もコストも掛けたくない、というのは矛盾しているが仕方のないところ。筆者も事務所や店舗などに多数の監視カメラを導入しているが、確かに面倒。特に、屋外で使える監視カメラは気軽に手を出せない価格帯のモノも多い。そんななか、サンコーレアモノショップで面白い製品を見つけた。「自動録画防犯カメラ RD1006AT」だ。1万6800円という価格で、屋外に設置できる防犯カメラが販売されていたのだ。心をつかまれたのが、「乾電池8本で最大6ヵ月」というキャッチ。早速実機をお借りして、設置してみた。

 本体は迷彩柄のごつい風貌。サイズは幅98×奥行き76×高さ135mm、重量は302gだ。前面には、赤外線ライトが42個びっしり並んでおり、その下にカメラレンズ、その下に人感センサーが配置されている。背面には、バンドを通すホールが2つと固定用の三脚穴を備え、サイドにはケースロックと保安用の鍵穴がある。

 パッケージには、本体に加えて固定するためのストラップや壁掛け用スタンド、スタンド用パーツ、ネジ、アンカーなども同梱されている。USBケーブルとAVケーブルも付属しているが、マニュアルはなし。サンコーのホーもページからPDFファイルをダウンロードしよう。

 まずは起動準備を行なう。ケースを開いたら、ディスプレーと操作パネルが現れるので、右側のカバーを外す。単3乾電池8本をセットしたら、続けてSDカードを装着しよう。なお電池とストレージは付属していないので、自分で用意する必要がある。

サンコーの「自動録画防犯カメラ RD1006AT」。価格は1万6800円

同梱されている固定用パーツとデータ転送用ケーブル、映像出力用ケーブル

マニュアルはホームページから入手できる

背面にはバンドを通すホールが2つと固定用の三脚穴がある

サイドのケースロックを2つ外してカバーを開く

右側のカバーを外す

乾電池をセットする

SDカードを装着する

ストラップで木にくくりつけるだけの簡単設置

 初期設定で、500万画素の写真撮影でインターバルが30秒、タイムスタンプと人感センサーがオンになっている。そのため、買った状態ですぐに使い始めることも可能。まずは、このまま庭に設置してみることにした。

 まずは、前出の手順でカバーを開き、スイッチを「ON」にする。サウンドともに起動し、一瞬「AUTO WORK MODE」と表示され、すぐに画面が暗くなる。これで撮影がスタートしている。

 カメラはバンドやアンカーで固定する。木や柱などに付けるならバンドが手軽。壁面などに固定するならアンカーをネジ留めして、壁掛け用スタンドを利用する。今回は、バンドを利用してみる。バンドを通した本体を木に付けて位置取りし、固定すればいい。

 本製品は、人感センサーを3つ搭載し、前方120度の広い範囲をチェックしてくれる。そこに動きがあったときに自動的に撮影してくれるのだ。動きを検知してから、撮影スタートまでは約0.4秒。さらに、波長940nmの赤外線LEDを42個搭載しており、夜間の撮影も可能。真っ暗でも白黒映像にはなるが、きっちり記録できるのだ。ちなみに、人感センサーも赤外線センサーも人の目には見えない。

 乾電池8本で、連続スタンバイ時間は6ヵ月間と頼もしい。IP66の防水防塵機能を備えているので、もちろん屋外でも利用できる。実際、試用中に雨が降ったがまったく問題なかった。

スイッチを「ON」にする

巻き付け用ストラップをホールに通す

木や柱に巻き付ける

ストラップを固定する。余ったストラップをぐるぐる巻き付けてもいい

いい感じに固定できた。手で触ってもずれるようなことはない

迷彩色なので、ちょっと離れると目立たなくなる

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