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特別企画@プログラミング+第9回

プログラミング教育に賛成は68%、しかし実際にやっている子は3%「子どもライフスタイル調査2016秋」

女子小学生の約7割は「プログラミング」という言葉を知らない

2016年11月10日 09時00分更新

文● 角川アスキー総合研究所

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 かつて英才教育と言えば英会話教室が主だったが、最近ではプログラミング教室に通わせる親が増えているという。株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークスと角川アスキー総合研究所は女子小学生とその保護者を対象とした『子どもライフスタイル調査2016秋』を共同実施し、英語教育・プログラミング教育に対する意識についての調査結果を発表した。※1

 英語教育に対する意識は従来から高かったが、プログラミング教育に対する考えはどうなっているのだろうか。この調査では、雑誌『きゃらパフェ』の中心読者である女子小学生とその保護者の292組から有効回答を得たもの。その結果から英語教育とプログラミング教育に対する意識・現状を比較していく。

過半数を超える68%の親が小学校でのプログラミング教育に賛成

 まず、91%の保護者が小学校での英語教育に賛成と回答した。また68%が小学校でのプログラミング教育に賛成と回答し、プログラミング教育に対しても前向きな姿勢が伺われたといえる。

 英語教育に賛成した保護者の理由として挙げられたのは「早期に英語教育を始めた方が身に付きやすいと思うから(54%)」、「英語に抵抗なく接することができると思うから(39%)」という理由。英語教育に関しては、英語そのものが身に付くことを期待している意見が多く見られた。

 それに対して、プログラミング教育に賛成と回答した保護者の理由として、「プログラミングの知識があることで世界が広がると思うから(40%)」、「プログラミングを勉強する過程で、論理的思考力が身に付くと思うから(34%)」という意見が挙げられた。英語教育とは異なり、プログラミングそのものの教育を通してプログラミング的思考が身に付くことを期待している保護者が多いことが分かった。

 一方、英語教育に反対する保護者の意見は「国語や算数などの基礎学習を充実させてほしい(43%)」、「小学生には教養や人間性を高める教育の方が必要と思うから(33%)」が主に挙げられた。また、プログラミング教育に反対と回答した保護者の理由としては、「プログラミングより学習すべき教科があると思うから(53%)」、「国語や算数などの基礎学習を充実させてほしいと思うから(38%)」が大部分を占めた。

 英語・プログラミングともに主な反対理由は「基礎学習を優先したいから」というものだった。

 実際、現在の学習状況はというと、過半数の女子小学生は小学校の内外で英語を学習していると回答。一方でプログラミングを学習している女子小学生は3.1%にとどまった。66%はそもそもプログラミングという言葉も知らないと回答している。

プログラミング教育への意識と実際の学習状況のギャップは実に22.6倍

 91%の保護者が英語教育に賛成し過半数の子どもが実際に英語学習をしているのに対し、70%近くの保護者が賛成しているプログラミング教育については実際に学習している子どもは3%という厳しい現状を物語る結果となった。どちらも高い興味関心があるにもかかわらず、英語教育に比べ、プログラミング教育はまだまだ学習機会が与えられていないという現状がある。

 イギリスやエストニアをはじめとするEU諸国では既に初等教育にプログラミング教育が盛り込まれている。日本も2020年から必修化が検討され、新学習指導要領にその内容が盛り込まれる方向で議論が進められている。しかし今回の調査ではまだまだ厳しい現状が見える結果となった。必修化に向けこのギャップを埋められるのだろうか。

注釈

  1. 『子どもライフスタイル調査2016秋』結果のお知らせ

調査概要

(1)調査期間:2016年8月1日~2016年9月20日
(2)調査方法:雑誌添付ハガキによるアンケート
(3)調査対象:女子小学生
  雑誌「キャラぱふぇ」の読者を対象に調査を実施し、
  回答者から女子小学生のみを抽出して集計した。
(4)集計サンプル数:合計292件
   女子 小1~3年生  204件
   女子 小4~6年生   88件

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