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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第18回

元アスキーのデザイナーがDrobo導入

Drobo 5DtでデザイナーのMacを守る!-「Time Machine」利用時の注意も紹介

2016年10月27日 11時00分更新

文● 飯岡真志、かめよん 編集 ●金子/ASCII.jp

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容量が足りなくなってきた! けどノープロブレム

 内蔵SSDと比べると、Drobo 5Dtの空き容量は広大だ。Finder上でDrobo 5Dtの空き容量を確認しようとすると、70TBとか見たことのないような大きい数字になっている。

 これは別に故障とかではなく、Droboのように実際に使える容量が変化するストレージ機器ならではの仕組みだそうだ。実際の空き容量を知りたければ、Drobo Dashboardを見れば良いし、ざっくりとした使用状況であれば、Drobo 5Dt本体下部に並ぶ青色LEDで分かるようになっている。

 青色のLEDは全部で10個並んでいて、使用量が増えていくと1つずつ点灯していくようになっているので、青いLED 1つにつきだいたい10%くらい使用したということになる。

 うちのDrobo 5Dtには最初1TB HDDを2台搭載したのだが、Drobo Dashboard上で見ると記録できる容量は約811GBになっている。1TB x 2 = 2TBから減少した分の容量でデータ保護が行われているということらしい。

空き容量を見ようとしたら約70TB!?

1TB HDDを2台搭載した状態で、使える容量は約811GBと出ている

 調子に乗って、Drobo 5Dtにデータを追加していったら、突然ドライブベイ横のLEDが1つ黄色に点灯した。信号でも黄色は注意であり、何かやばいかも? と思わせる。Drobo Dashboardを開くと、

「Droboはわずかな保護容量で実行中です。黄色のランプで示される空のスロットに新規ハードドライブを挿入してください。」

というメッセージが表示されていた。どうやら空き容量が不足してきたらしい。

Drobo 5Dt本体のLEDが黄色く点灯! 要するにHDDが足りないということだ

 慌ててもう1台1TB HDDを通販で手配した。普通のパソコンにHDDを接続する際には、当然電源を落としてから行うが、Droboでは稼働したままで構わないとの事。

 ちょっとドキドキしながら、届いたHDDをDrobo 5Dtに挿してみた。すると、黄色く点灯していたLEDが緑色に変わり、たくさん点灯していた青色LEDも点灯する個数が減っていた。Drobo Dashboardを見たら、全体の容量が約811GBから1.65TBに変わっていた。特に追加の設定もなく、HDDを挿しただけで容量が増えるのは世話いらずで助かる。なんだか、Drobo 5Dtがとてもカワイイやつに見えてきた。

 購入してそれほど間がないため、都合良くHDDが故障するといったトラブルが起きたりはしなかったが、DroboシリーズはHDDが1台壊れても、HDDを追加することで引き続きデータは保護されるそうだ。またHDDを追加していってドライブが全部埋まった後でも、小容量のHDDをより大容量のHDDに交換することで実際に記録できる容量を増やしていける。Finderで表示されるように、約70TBまではいけるそうだから、ずいぶんと先の話だ。

デザイナー的Drobo使用感

 短期間だがDrobo 5Dtを使ってみて、感じたのは「Drobo関連で何かする時はとりあえずDrobo Dashboard」ということだ。

 空き容量を確認するのも、Time Machineの設定するのもDrobo Dashboardからだ。実際には、空き容量などはいちいち気にしたりせず、Drobo本体前面の青いLEDでざっくりと把握しておくくらいのほうが良いだろう。そして、いつもとは異なる感じにLEDが点灯したら、Drobo Dashboardで何が起きているのかを確認する。

 難しい話はナシに、これくらいのゆるい使い方でも、きちんとデータが保護されているというのが、Drobo 5Dtの良いところだ。

NASモデルやサーバールーム向けモデルもラインアップ

 Droboシリーズには、家庭向けからサーバーとの接続に使うハイエンドストレージまで、多くの製品を用意している。ここでは、大企業の部門/中小企業から、家庭でも使える製品を紹介しよう(写真をクリックすると、メーカーページに飛びます)。

9月に登場したばかりの新モデル「Drobo 5Dt」。「Drobo 5D」の5ベイ搭載や64TB・4Kn HDD対応などはそのままに、インターフェイスのThunderboltが「Thunderbolt 2」の強化(USB 3.0も搭載)。また、標準でキャッシュ用SSDを搭載する

本連載で紹介している5ベイ搭載のNAS製品「Drobo 5N」。64TB・4Kn HDDに対応し、最新ファームウェアVer.3.5.6でリモートアクセス機能「DroboAccess」も利用可能になる

DroboAccessをはじめとするDroboAppsが利用できる、8ベイ搭載NASモデル「Drobo B810n」。Gigabit Ethernetポートを2基搭載し、複数のネットワークへの接続やリンクアグリゲーションが可能。4Kネイティブ(4Kn)HDDに対応しており、最大ボリュームサイズは64TBに達する。アクセス頻度の高いファイルを自動的にSSDへ配置し体感速度を向上させる「Antomated Data-Aware Tiering(自動最適配置機能)」も搭載だ

iSCSI SAN、冗長化電源などに対応し、12ベイを搭載する企業向けモデル「Drobo B1200i」

(提供:プリンストン)

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