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だからガジェットはやめられない!!

Kickstarterの成功・失敗を熱く語った「ガジェットフリマ」レポート

2016年01月01日 16時00分更新

文● ASCII.jp

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ガジェットフリマにて開かれたトークセッション「本音で語る! Kickstarterベスト3、ワースト3」。左より、司会の広田氏、GOROman氏、MIRO氏、ゆーじ氏

 12月20日、VR・パノラマ系メディアの「PANORA」がお台場のコワーキングスペースMONOにて開催した「ガジェットフリマ2015」。過去に買いまくったガジェットを個人出品し、同好の士と楽しく語りながらトレードして「断捨離」しようというというコンセプトのイベントだ。

 当日は約60人のガジェットファンが現地に集結し、懐かしいアイテムを目の前にして大歓声をあげていた。ASCII.jp編集部からもスピーディー末岡が出店し、液晶ディスプレーや8倍速の外付けDVDドライブ、山のようなケーブル類などを100円で販売していた。

 そのガジェットフリマでは、「本音で語る! Kickstarterベスト3、ワースト3」と、「週アス的、今年盛り上がったガジェットはコレだ!」という2つのトークセッションも繰り広げられた。ASCII.jpの読者にとっても興味深い内容なので、ここでは前者についてまとめていこう。

会場の様子。イベントの途中から新しい出品があると、参加者が群がって物色していた

「成功・失敗はプロモーションビデオで見分ける」

 「本音で語る! Kickstarterベスト3、ワースト3」では、クラウドファンディングサイト「KickStarter」で過去に出資したアイテムについて語り合っていた。

 メーカーが企画・製造しから店頭に並ぶ一般的な電子機器とは異なり、クラウドファンディングでは「こんなコンセプトの製品を作りたいんだけど」という企画を提示し、「これは面白い!ぜひほしい!」と賛同した人からお金を出してもらって、目標金額に達してから製品化への道を突き進む。ちなみに出資することを「バック」、出資者を「バッカー」といい、出資できるプランも価格とリターンが異なる数種類があるのが通常だ。

 過去には、スマートウォッチの「Pebble」やVRゴーグルの「Oculus Rift」など、一般市場に出回る製品にはなかなか見られないユニークな発想のアイテムがなんども注目を集めている。一方で、目標金額に達したはいいが、量産できずに実物がなかなか送られてこなかったり、モノが来ても当初予定していた機能を備えていなかったりと、一筋縄でいかないこともある。

 そんなハイリスク・ハイリターン(!?)な状況について、KickStarterのヘビーユーザーに語ってもらおうというのが、トークセッションの主題だ。出演者は、Oculus RiftのエヴァンジェリストであるGOROmanさん、THETA改造や「携帯動画変換」などのアプリで知られるMIROさん、日本人初としてOculus公式サイトでVRアプリを公開したゆーじさんという3人のクリエイターだ。

出演者の一人であるMIROさんが出品していたガジェットの数々

 まず興味深かったのは、クラウドファンディングにおける成功するプロジェクトの見分け方について。前述したリスキーな状況を鑑みて、Kickstarter自身もサービスの信頼性に関わってくるのでプロジェクトの審査を厳しくしているが、他のクラウドファンディングサービスも含めて「ハズレ」が出てくることもある。

 90近く(!)のプロジェクトに出資してきたGOROmanさんによれば、「プロモーションビデオですね。きちんとプロトタイプを見せるのは絶対で、CGのやつは大体こない。PVにどんな推薦者が出てくるのかも重要です」とのこと。なんとかお金を集めようとして、動画に視覚効果をバリバリ使って「盛る」ことも多いそうだ。知見がたまってくると、PVを数秒見るだけでも判断できるようになるそうだ。

 50ほどのプロジェクトに投資してきたMIROさんも「完動品じゃなくても、何かしら動いているのが重要。企画者がいう真のゴールと現状にどれくらい差があって、その技術的なハードルをどう乗り越えようとしているのか、解決策を説明していないものはヤバい」と目利きのコツを語る。

 その話を受けて、本人が覚えていないほどバックしてきたゆーじさんも「この部品が何mmとか、設計書のような詳細な情報を出してくるところもある。それをもとにTwitterで専門家の知り合いに話を聞いたりする」と自らのサバイバル方法を披露していた。

 ちなみにKickstarterのソーシャル機能についても触れて、「『ゆーじさんがバックしました』ってメールがくるから、煽られて買ってしまう。その機能がヤバい。でも最近は『ゆーじさんが買うならいいや』って思うようになった(笑)」とGOROmanさんが語って会場を沸かせるシーンもあった。

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