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Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
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設定の「システム」→「電源とスリープ」→「Wi-Fi」で設定できる |
調査依頼
Windows 10のモダンスタンバイって何?
Windows 8で「コネクトスタンバイ」と呼ばれていた機能の進化版。PCをスリープにしてもバックグラウンドで無線LANなどに接続し続ける機能だ。Windows 8.1では「Instant Go」と呼ばれ、PCをスマホのように使えるようにしてくれる。画面は暗いままで、30秒に1度通信し、新着メッセージなどを確認できる。
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コマンドプロンプトで「powercfg /a」と入力すると、利用可能なスリープ状態を確認できる。画面はSurface Pro3で、「S0低電力アイドル」が利用できる |
Windows 10の「モダンスタンバイ」は、コネクトスタンバイの条件を緩和し、より多くのデバイスで利用できるようになった。Windows 10 Mobileだけでなく、デスクトップ版のWindows 10にも搭載されている。モダンスタンバイ中のPCは、スリープよりも早く復帰するので、すぐに作業に取りかかれる。スタンバイと名前が付いているものの、実際には一部が動作し続けているので、超低消費電力のアイドル状態と考えてもいい。もちろん、完全なスリープ状態よりもバッテリーは消費してしまう。
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非対応のシステムだと「S0低電力アイドル」をサポートしていない、と表示される |
アダプターに繋げて利用することが多いなら、ぜひ有効にしておきたい。設定は、「システム」の「電源とスリープ」を開き、「Wi-Fi」で設定できる。「スリープ中もWi-Fiに接続したままにする」のチェックをオンにすれば有効になる。「バッテリー駆動時」と「電源に接続時」の2つが用意されているのも助かる。モバイルでの利用が多く、バッテリー消費をできるだけ抑えたいなら、「バッテリー駆動時」はオフにしておくほうがいいだろう。
これでズバッと解決!
スマホのようにネットワークがつながっているスタンバイモード。Windows 10では条件が緩和されて、多くのデバイスで利用できるようになる
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