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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 ― 第82回

早く使いたいApple TV、しかし4Kサポートという次のアップデートも見えている

2015年09月16日 10時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII.jp

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新型Apple TVはこれまでのデバイスよりも高さが増しているが、依然としてコンパクトなネットストリーミングデバイスだ

 毎回この連載は、季節や気候の話題から触れています。北カリフォルニアは先週の熱波から一気に10度以上気温が下がり、風も強く、セーターがあると安心な気候になってしまいました。感覚としては灼熱の真夏から秋の中頃に一気にジャンプした印象です。

 気づけば、頭上の木々は色づき始めました。筆者の住むエリアの紅葉のピークは9月の終わりからだそうです。一気に空気は秋めいてきましたが、先週の熱波の影響で、山火事が猛威を振るっています。

 バークレーから北に2時間ほど車で行ったところにあるレイクカウンティーの山火事はミドルタウンという街を丸ごと焼き尽くす被害が出ました。少しずつ湿った空気が流れ込み始めますが、干ばつとともに、大雨が降ることを待ち望んでいるという状況です。

Appleスペシャルイベントに参加してきました

 先週、9月9日、サンフランシスコで開催されたアップルのスペシャルイベントに参加し、取材をしてきました。ご存じのとおり、発表された製品を簡単にまとめます。

 まずはiPhone 6sとiPhone 6s Plus。1200万画素のカメラと感圧3D Touch ディスプレイを備え、新色ローズゴールドが追加されました。12.9インチの大型ディスプレイを備えたiPad Proと、スタイラスApple Pencil、キーボード内蔵カバーSmart Keyboard。A8プロセッサとtvOSを搭載しSiriや検索、ゲームにも対応した新型Apple TV。

Siriによる音声検索によって、サービス横断的に、コンテンツを検索することができる。これまで、アプリごとにコンテンツを探す必要があったため、手間が非常に省ける

 そしてApple Watch Sportのゴールド、ローズゴールド、エルメスとのコラボモデル3スタイル、そしてレザーバンドやプロダクトREDのスポーツバンドの追加でした。

 本連載ではスマートフォンへの期待感が薄れていたという考えについて述べましたし(関連記事)、噂である程度iPhoneの仕様が見えてていたこともあり、多くの読者の皆さんと同様、発表された瞬間は、さほど大きな印象を覚えることはありませんでした。それ以上に、出るのかでないのかわからなかったiPad ProやApple TVが現実のものになったことのほうが印象的でした。

 しかしながら、iPhoneを実際にタッチアンドトライで触ってみると、あらゆる動作が高速化され、iPhone 6 Plusに感じていたパフォーマンス不足が解消されていました。加えて、3D Touchディスプレイは、あらゆる操作において、画面遷移やタップ数を3~4回減らしてくれることから、慣れてくるとジワジワと、しかし劇的な効率性を手に入れられそうです。

 ハードウェアだけで考えると、進化の限界も近いという印象でした。しかしこれと組み合わせるソフトウェアとデザイン、つまり体験としてのパッケージとなると、まだまだ可能性があることをよく理解することができるイベントだった、と振り返ることができます。

【訂正】iPad向けiA Writerでも
Word形式の出力が可能に

 ここで、iPad Proに関して書いた原稿についても訂正しておこうと思います。前回、気に入っているテキストエディタアプリ、iA Writer Proでは、iPad上でWord形式のファイル出力ができない、と指摘しました(関連記事)。

 ところが先週ちょうどアップデートがあり、黒い「iA Writer Pro」のアイコンは、廉価版と同じ白い「iA Writer」アプリに統合されました。これと同時に、iPad/iPhone向けのアプリにライブラリ機能が加わったほか、懸案だったWord形式のファイル出力に対応しました。

 DropboxやOneDriveなどのクラウドアプリがiPadにインストールされていれば、クラウドに直接Wordファイルを保存して共有することができます。

 iPad ProはiPad2枚分の作業領域を確保できます。例えば左画面で原稿を書きながら、右画面でSafariを開き、写真を参照したり、ウェブサイトを検索したりしながら書き進めることができるわけです。

 iPad Proと組み合わせるキーボードカバー「Smart Keyboard」は、今回もこの原稿を書いているMacBookと同じメカニズムを採用しており、慣れてくると違和感なく入力することができるようになるはずです。


(次ページでは、「テレビの自由度が一気に高まる、Apple TV」)

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