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Apple Geeks 第166回

「boot2docker」も動作!! 「Hypervisor.framework」が変えるOS Xの仮想化環境

2015年08月27日 11時00分更新

文● 海上忍(@u_shinobu)、編集●ハイサイ比嘉/ASCII.jp

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あの「boot2docker」もあっさり動作

 xhyveでは「boot2docker」も動作させることができる。boot2dockerとは、Linux用コンテナ型仮想化サービス「Docker」をOS Xで利用できるようにしたもので、仮想化ソフトのVirtualBox上で動作する。Dockerは仮想環境にOSそのものを含まないため、アプリケーションの実行環境を構成管理しやすいメリットがある。そのboot2dockerがOS標準のフレームワークのみで動作するというのだから、注目されるのも無理はない。

 このboot2dockerも、xhyveがインストールされていれば(前述した手順で完了している)、以下のコマンドラインを順に実行するだけで動作する。ユーザIDは「docker」として、まずは試してほしい。xhyverun.shを編集すれば、メモリ容量やCPU数はもちろん起動イメージも変更できるので、UbuntuやCentOSの仮想化環境として利用してもいいだろう。


$ git clone https://github.com/ailispaw/boot2docker-xhyve
$ cd boot2docker-xhyve
$ make
$ sudo sh xhyverun.sh

「boot2docker-xhyve」を起動したところ。コンテナとしてTiny Core Linuxが利用されている


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