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4K&スローモーション動画も! ソニーの高級望遠デジカメ「RX10 II」を徹底レビュー!!

2015年08月23日 12時00分更新

文● 周防克弥

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感度別撮影サンプル

ISO 64

ISO 64

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

 感度別撮影サンプルを見てみると、ノイズは全体的に少なく良好。ただし、ディテールへの影響はISO 800あたりから出はじめている。

 最高感度のISO 12800ではノイズが多くディテールへの影響も大きいが、大きく画質が崩れるほどではない。ディテールの再現性を重視するならISO 400くらいまでで抑えて使うのがよさそう。ノイズはISO 3200くらいまではそれほど目立たず、十分実用的だろう。

プロ用途も含めて多彩な用途に使えるデジカメ

距離のある被写体でも大きく撮れる。200mm相当の望遠レンズに加え、最短撮影距離が短く、小さい被写体もそれほど近づかなくてもアップで撮影できる

距離のある被写体でも大きく撮れる。200mm相当の望遠レンズに加え、最短撮影距離が短く、小さい被写体もそれほど近づかなくてもアップで撮影できる

プログラムオートで撮影。200mm相当で近づいて撮ると、肉眼とは違った遠近感で見慣れない景色を記録できる

プログラムオートで撮影。200mm相当で近づいて撮ると、肉眼とは違った遠近感で見慣れない景色を記録できる

絞りF4.0で絞り優先オート。思ったほどボケないが、ピントの合う範囲は狭い。大きくぼかすにはそれなりの撮影条件が必要だが、ほどほどに被写界深度が得られるのも利点の1つでもある

絞りF4.0で絞り優先オート。思ったほどボケないが、ピントの合う範囲は狭い。大きくぼかすにはそれなりの撮影条件が必要だが、ほどほどに被写界深度が得られるのも利点の1つでもある

気軽に持ち運ぶというほど小型軽量ではないが、デジイチを持ち歩くよりは気軽に扱える。それでいて高倍率で大口径なズームを持っているので撮影の応用が効く

気軽に持ち運ぶというほど小型軽量ではないが、デジイチを持ち歩くよりは気軽に扱える。それでいて高倍率で大口径なズームを持っているので撮影の応用が効く

 新型センサーの高速な読み出しにより、4K動画やスーパースローモーション動画などが楽しめ、プロまでも含めて実用性の高いデジカメになっている。

 AFはαシリーズで採用されている「ファストインテリジェントAF」を新たに搭載し、AF速度は格段に速くなっているのも好印象で、使っていて気持ちよく撮影できた。

 センサーに比べて気になったのはレンズ性能だ。広角側の周辺部の描写はちょっと甘い傾向があるのと、全体的に絞った場合の解像力低下はちょっと気になる。

 しかしその分、高速な1/32000秒シャッターやISO 64まで設定可能な低感度、露光3段分に相当するNDフィルターを内蔵しているので、絞らない方向でいけば問題はないだろう。

 静止画の撮影機能に関しては従来モデル「RX10」とほぼ同じで完全なフルオートモードからマニュアル機能、エフェクトを付加できる「ピクチャーエフェクト」も備わっている。

 無線LAN機能やNFCにも対応し、スマートフォンへの写真転送やリモート撮影も可能だ。「PlayMemories Camera Apps」にも対応しているので、機能を後から追加することも可能になっている。

 24mmから200mm相当と、実用性としては十分な範囲をカバーでき、新型センサーになって撮影機能が増えたのはもちろん、画質もよく、4K動画を撮りたい人にもちょうどいいだろう。

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