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12年前のOffice 6と最新版Office 10.3を徹底比較!

本当に古くさい? サイボウズ Officeはこんなに進化していた

2015年04月13日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 写真●曽根田元

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国産グループウェアをリードしてきた「サイボウズ Office」。その実績や安定感とは裏腹に、最新のクラウド系アプリに比べて「古くさい」「旧世代」というイメージを持つ人も多い。しかし、本当にそうなのか、サイボウズ Officeの製品担当と共に、各アプリの使い勝手やユーザーインターフェイスを見ていこう。

12年前のサイボウズ Office 6と最新版を比較

 サイボウズ Officeといえば、1990年代から国産グループウェアの草分けとして、国内市場をリードしてきた存在だ。1997年の発売以来、最新の「サイボウズOffice 10」まで着実にバージョンアップを重ね、2011年にはクラウド版の「サイボウズ Office on cybozu.com」を開始。8年連続シェアNo.1、4万5000社の顧客を誇っている。

 このように多くの企業で日常的に利用され、今やグループウェアの代名詞ともなったサイボウズ Officeだが、豊富な実績や安定感とは裏腹に、最新のクラウドアプリに比べて「古くさい」というイメージがあるのも事実だ。たとえば、Google Apps(グーグル)やOffice 365(マイクロソフト)など外資系クラウドアプリでは、ドラッグ&ドロップの使い勝手をWebブラウザ上で実現している。「1990年代のCGI掲示板をベースにしたサイボウズ Officeにそんな使い勝手は臨むらくもない」。多くのユーザーのイメージはそんなところだろう。

 果たして、サイボウズ Officeは本当にレガシーなグループウェアなのだろうか? これを調べるため、今回は12年前にリリースされたサイボウズ Office 6と最新版であるサイボウズ Office 10との徹底比較を試みた。

ドラッグ&ドロップが使えるスケジュール

 まずグループウェアで代表的なアプリである「スケジュール・施設予約」(以下、スケジュール)から見ていこう。グループウェアと言えば、やはりスケジュール。実際スケジュールしか使っていないというユーザーも多い。

 サイボウズ Officeのスケジュールは、個人の予定を他のユーザーと共有するのが前提となっており、各自のスケジュールが上からずらりとカレンダー表示される。登録のバリエーションもさまざまで、時間を指定してスケジュールを登録するのはもちろん、出張のように日をまたいだ予定を入れたり、定例会議のように毎週繰り返す登録も可能。これはOffice 6のときから変わらない。「サイボウズ Office」プロダクトマネージャーの河合真知子氏は、「サイボウズ Officeは最初から共有に特化しています。外資系のクラウドアプリのように個人の予定を重ね合わせるのではなく、みんなで1個のスケジュールに登録するという作りは昔からです」と説明する。

「サイボウズ Office」プロダクトマネージャーの河合真知子氏

 前「サイボウズ Office」プロダクトマネージャーの山田祥司氏は外資系のクラウドアプリと比較し、「自分に活動を他の人に見せること自体、アメリカでは考えられないことなのかもしれない。GoogleやOutlookでも、まずは個人のスケジュールが管理でき、必要であれば他の人のも見えますよという思想だと思うんです」とコメントする。

 さて、スケジュールに関してアプリの「今っぽさ」を考える際には、画面遷移の問題がある。たとえば、Google Appsでは予定登録の際にも画面の遷移が必要ない。登録したい日をポイント&クリックし、ポップアップしたダイアログに予定を登録すればよい。これに対して、基本サイボウズ Officeは基本は登録ページに入る必要があり、これが「やぼったい」というイメージにつながっているようにも思える。これに対して最新のサイボウズ Office 10では、登録ボタンが2つに増えており、ダイアログを用いた簡易登録が可能になっている。

サイボウズ Officeではポップアップした画面に直接予定を登録できる

 また、サイボウズ Office 8で個人の予定に、サイボウズ Office 9では共有の予定にそれぞれ色づけができるようになっており、個人の予定、共有の予定を視覚的に確認しやすくなっている。さらに、時間の帯をつかんだドラッグ&ドロップの時間変更にも対応したほか、コメントやファイル添付も可能になっている。

予定、参加者、会議室などを登録するベーシックなサイボウズ Office 6のスケジュール
ファイル添付やコメント挿入も可能になったサイボウズ Office 10のスケジュール

 ここまでであれば他も同じような感じだが、サイボウズ Office 10ではさらにマニアックな使い勝手を追求している。たとえば、繰り返し予定が休日に入った場合を想定し、日時を指定する機能がサイボウズ Office 10には追加されている。「毎週、水曜日の15時に会議という場合、休日だったら普通は前後にずらしますよね。でも、そこはさすがに自動では無理なので、日付を指定できる。『準繰り返し予定』みたいな感じで、1回の登録で規則性のない登録が可能になっています」(河合氏)。グループウェアの代表的な機能であるスケジュールだけに、数多くのフィードバックが取り入れられているわけだ。

(次ページ、スケジュールに次ぐキラーアプリを目指す「カスタムアプリ機能」)


 

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