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今年も話題のスマホがたくさん発表! MWC 2015レポ 第14回

マウスコンピューターがWindows Phoneスマホに参入する理由

2015年03月04日 17時00分更新

文● 末岡洋子 編集● ASCII.jp

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そもそもなぜこのタイミングでリリースするのか

 タイミングについても興味深い話が聞かれた。平井氏によると、Windows Phoneの可能性について調査を開始したのは、実は随分前とのこと。しかし、具体的になったのは2014年4月にMicrosoftが開催した「BUILD」カンファレンスだという。ここでMicrosoftはデザインの自由度を広げ、ライセンスについても画面サイズが9型以下の端末へのOSライセンスを無償にすると変更した。

 さらに、さまざまな端末に対応する「ユニバーサルアプリ」の概念にも期待しているという。「スティックPCで大画面をカバーでき、PC、タブレットがある。これにスマートフォンがあれば、1つのアプリケーションで一気通貫できる」と平井氏。

 またここ1年でMVNOビジネスが拡大し、参入がしやすくなった点も大きな背景だ。販売モデルについては、「現時点では決定していない」としながらも、現状のマウスコンピュータの販路を利用する可能性があり、その場合はSIMロックのような制限をする予定はないとのこと。

試作機では背面カバーも外せた

 同時に「どのような販売形態が良いのかを模索している」ともする。なお、意向を発表した後に、MVNOから問い合わせが殺到しており、これらMVNOとのコラボレーションの可能性について営業ベースで話をしている段階と付け加えた。

 ユーザーにとって一番気になるリリース時期については明かさなかったが、平井氏によると「現在ソフトウェアの評価、認証を行なっている段階」とのこと。だが詰めるところは残っており、上記の販売形態に加えてアプリも課題だ。日本語のWindows Phoneアプリが少ないことも含め、今後の取り組みとしていくようだ。

 マウスコンピューターはスマートフォンビジネスを中長期的に育てていく様子で、すでに将来的には”画面サイズを大きくして、ハイエンドに近い機種にする”などのアイデアもあるそうだ。


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