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行列に対する規制が実施され、例年以上にハード

凄絶!! アップルストア銀座「Lucky Bag」2015年前日レポート

2015年01月02日 04時00分更新

文● 倉田吉昭

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 既報のとおり、1月2日午前8時に全国8ヵ所のアップル直営店「Apple Store」で、個数限定の福袋「Lucky Bag」(税込み価格3万8800円)が販売される。約10年続いているLucky Bag販売は、アップル製品のユーザーにとって毎年のお正月ならではのイベントだ。

警察との熾烈な交渉
今年は座れない! Apple Store,Ginza(銀座)

 昨年(2014年)は、行列に対するトラブルが多い年だった。9月のiPhone 6/iPhone 6 Plus発売に伴う各地でのトラブルや、12月のJR東京駅開業100周年記念Suica発売時のトラブルは、多くの報道機関で扱われたので、ご存知の方も多いだろう。アップルストアもiPhoneの件で当事者となってしまい、管轄の警察署ももはや看過するわけにいかないと、2015年は非常に厳しい規制をかけてきた。

 今回も発表前から並ぼうとしていた人がいたのだが、列の形成自体を認めず、年内は行列を解散させる措置に出てきたのだ。具体的には東京都の条例を厳密に適用する形で、椅子や寝袋を使った座り込みや寝そべり禁止、飲食禁止ということになる。2日間以上徹夜で並ぶのに、座らずにいるのはどう考えても無理。したがって、立ちっぱなしで無理して並ぶより、行列自体を作らず、当日の朝から並ぶようにというのが警察の主張だ。

 この措置についていろいろな意見があるとは思うが、筆者としては警察に分があると思う。銀座という高級ブランドや高級店が並ぶ土地柄、その界隈に寝そべったりゴミを捨てていく集団がいることに、イメージダウンとして眉をひそめる店があってもおかしくはない。事実、以前から長大なアップルの行列に対する苦情は集まっていたそうで、iPhoneやSuicaの事件でついに臨界点を超えてしまったのだろう。

 アップルストア側も食い下がり、元々は1月2日の0時まで列を認めない方針だったものを、1月1日の朝5時から行列形成することとし、その時点で並んでいた10人強の列は解散させられた。

築地署員と交渉中のアップルストア副店長。交渉というには、いささか白熱した様子になることも

予想以上にきつい、立ちっぱなしサバイバル

 翌朝の1月1日5時から、Apple Store,Ginza(銀座)の前には約30人強が並び、筆者も35〜36番目に並ぶことになった。その後も6時過ぎで70人前後、7時で100人前後と、順調に数が増えていく。

1月1日朝5時に再度並び直したところ。この時点で約36人前後並んだ1月1日朝7時過ぎで列は100人前後。2014年よりはスローペースだ

 このままいくと2014年と同じく、Apple Store,Ginza(銀座)では、1月1日の夕方には予定数に達してしまうかと思われたが、伸びはこの後今ひとつ悪くなる。想像するに、Twitterやニュースなどで、立ちっぱなしで並ぶことが広まり、思いの外敬遠されたのではないだろうか。

 事実、ずっと立ちっぱなしというのは、十分に準備してきたつもりの筆者でもかなりこたえる。体が休まらないし、トイレなどで席を外すときも、椅子を場所取りに使えないので、前後の人たちに一声かけていくしかない。幸い筆者は前後の人たちと和やかに過ごせたので精神的にはだいぶ楽だったが、肉体的なきつさは変わらない。

 Apple Store,Shibuya(渋谷)やApple Store,Omotesando(表参道)でも原則として椅子や寝袋は禁止だったのだが、背もたれのない簡易的な椅子は特例的に認められていたらしく、少なくとも銀座よりは肉体的に楽に並べたのだろう。そちらにApple Store,Ginza(銀座)に来るはずの人数がかなり吸収されたことは、想像に難くない。

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