APUでFluid Motionを体験
Fluid MotionによるBlu-rayアニメや画質を向上させた快適視聴にオススメなAPU。思わず筆者も、BUY MORE秋葉原本店スタッフO氏から、Fluid MotionによるBlu-rayアニメなどのヌルヌル感を聞いているうちに欲しくなり、新たにAPUで1台組んでしまった。
選んだ主幹パーツは以下の通りで、キモのAPUには1万6000円前後のモデルをチョイス。解像度や描画設定を落としてのプレイが前提だが、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」などのライトゲームも遊びたいなら、内蔵GPUのストリーミングプロセッサー数が512基(7700Kは384基)の「A10-7850K」(実売価格 1万8500円前後)狙いだが、今回はコストを優先した感じだ。
マシン構成と実売価格 | ||
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CPU | AMD A10-7700K(4コア/4スレッド、3.4GHz/最大3.8GHz) | 1万6000円前後 |
マザーボード | GIGABYTE GA-F2A88XN-WIFI(A88X、Mini-ITX) | 1万500円前後 |
メモリー | G.Skill F3-2400C11D-16GXM(PC3-19200 8GB×2) | 2万3000円前後 |
SSD | SanDisk SDSSDHII-240G-J25C(240GB) | 1万3000円前後 |
光学ドライブ | Pioneer BDR-209BK(BD-R16倍速など、ソフトなし) | 8500円前後 |
なお、コスト優先と言いつつメモリーが割高なDDR3-2400(PC3-19200)のオーバークロックメモリーなのは、アキバ巡りの産物。
DDR3-1600の4GB×2枚と同価格帯(1万円前後)で、内蔵GPUの性能がDR3-1600より向上するDDR3-1833対応メモリーを狙っていたのだが、通常価格より3500円程度安価な年末特価品(1万9580円)を発見。思わずレジに並んでしまった結果だ。動画再生用途なら1600または1833クラスで、まったく問題ない。
Fluid Motion再生で忘れてはならないのが、再生ソフトのCyberlink「PowerDVD 14 Ultra」だ。直販価格で1万1800円とやや高価だが、今なら年末年始セールとして7080円で購入可能。さらにBUY MORE秋葉原本店の店頭では、Fluid Motion対応のAPUやビデオカードを購入すると5000円引きの6480円で購入できるキャンペーンを実施中だ。
というわけで、さっそくAPUマシンを組んで手持ちのBlu-rayアニメ+その効果がすごいらしい「ラブライブ!」などで、Fluid Motion再生をいろいろ試してみることにしよう。
ここで1つ注意点。今回、ドライバーは多数の新機能が追加され、性能や品質の向上が計られているというAMD渾身ドライバーの「Catalyst Omega(オメガ)」(Catalyst 14.12)を使用したのだが、Fluid Motionの設定で「ん?」と首をかしげてしまう症状があったので書いておこう。
APUでは今まで通り、Power DVD側で設定すればFluid Motionは有効になるのだが、Fluid Motion対応ビデオカードを搭載している場合は、Catalyst Control Centerの“ビデオ”→”品質”にある“流体モーション”(英語表示だとFluid Motion)の項目にチェックを入れないと、Power DVD側で有効にできなかった。
「A10-7700K」と「Radeon R9 285」搭載ビデオカードでしか試していないので断言できないが、GPUによって使える補正機能などが変わるためだと思われる。ちょっと混乱を招きそうだが、ま、AMDのドライバーだからな~で、納得できてしまうかも……。
→次のページヘ続く (アニメと相性抜群のFluid Motion)