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今さら人に聞けない「自撮り棒」の選び方 ― 第3回

自撮り以外にも使える! 自撮り棒でハイクォリティな撮影に挑戦

2014年11月28日 17時00分更新

文● 伊藤 真広

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 前回、自撮り棒を実際に使ってわかった長所と短所。そのままの状態では、満足のいく自撮りは難しいことが判明した。今回は、市販されている自撮り棒の不満点の改善方法や、より美しい写真を自撮りするためのカメラやアイテムについて紹介していこう。

これは、何の、どの部分を撮影した写真でしょう? 正解は記事の最後で!

回転式アタッチメントを使えば
縦でも横でも自撮りが楽ちん!

 自撮り棒に付属するアタッチメントの多くは、横位置でスマホを固定するタイプがほとんどだ。横向きの写真を自撮りをするには問題がないが、縦向きの写真を撮ろうとすると、自撮り棒を90度回転させて撮影しなければならない。

縦位置で写真を撮ろうとすると、このように自撮り棒を寝かせて使うことになる。スマホの自重で棒自体が回り出すうえ、荷重が偏るので、うまく撮影するのは難しい

 前回使用してわかったことだが、縦位置ではスマホの重みに自撮り棒が耐えられず、先端部分が回転してしまうことが多く、思うように写真が撮れない。また、無理に縦位置にしているため、手にかかる負担も大きく、写真がブレてしまう可能性も高くなる。

 そんな時におすすめしたいのが、縦横と自由に回転できる可動式のアタッチメント。このアタッチメントを使えば、自撮り棒を回転させる必要がないので、先端部が回転してしまったり、無理な荷重がかかることによる手ブレを防げる。

サンワサプライ「iPhone・スマホ三脚ホルダー」。サンワサプライの直販サイト「サンワダイレクト」限定製品で、価格は980円。縦横と自由に回転できる可動式なので、自撮り棒を傾けなくても縦位置で撮影できる

 ただし、このタイプのアタッチメントを使うにはセルフタイマーで撮影するか、Bluetooth接続が可能な自撮り棒のみで、イヤフォンジャックを使って撮影するタイプはアタッチメントを交換できないため、使用できない。

 また、これらのアタッチメントの多くは、三脚用のネジと共通になっていることが多いので、三脚などにスマートフォンを固定する際にも活用できる。

スマホを手にして回転させるだけで、縦方向も横方向にも変更でき、好評だった

Wi-Fi内蔵カメラとスマホを使って
高画質な自撮りに挑戦

 スマートフォンと自撮り棒の組み合わせで撮影した際に、最も大きな不満となったのがインカメラの画質の悪さだ。使い方に慣れてアウトカメラを使用することで、なんとか満足のいく写真を撮影できたが、実際に撮影される絵が撮影時に確認できるに越したことはない。毎回スマホを自撮り棒に取り付けるのも面倒だ。

 そんな2つの不満点を一挙に解消できてしまう便利なものがある。それは、Wi-FiやBluetoothを使ってスマホから遠隔操作できるコンパクトデジタルカメラ。

ソニーのレンズスタイルカメラ「サイバーショット DSC-QX100」。実売価格は5万2500円前後。小型軽量で、遠隔操作もできるので自撮り棒向けのカメラだ

 もちろん画質も、スマホのインカメラを凌くうえに、光学手ブレ補正などを搭載しているので暗所での撮影でも手ブレが起きるリスクを大きく軽減してくれる。

 良いことだらけのように思えるコンデジだが、2つほど問題点がある。1つ目は、2人いれば1人が自撮り棒を持って、もう1人がスマホでシャッターを切るという役割分担をすることで、それぞれがポーズを決めることができるが、1人だけでは両手がふさがってしまうため、ポーズを決められない点である。

 とはいえ、これも事前にセルフタイマーモードに設定をしておき、画角などが決まりシャッターを押した後、スマホをポケットにしまえば、撮影のタイミングでは片手を空けておける。

 2つ目の問題点は重量だ。市販されている自撮り棒は基本的にスマホ用に設計されているため、200g近いデジカメを乗せるとたわんでしまう製品もある。揺れが収まらずブレブレの写真が量産されてしまうこともある。

 そんな時は、スマホでの操作を前提としたソニーのデジタルカメラQXシリーズなどを使うことで問題は解決だ。「DSC-QX100」の重量は179g。これは、iPhone 6 Plusとわずか7gしか違わない。しかも、F1.8という単焦点レンズ並みに明るいレンズを採用するうえ、手ブレ補正も搭載している。

「DSC-QX100」はスマホにも取り付け可能なので、自撮り用カメラとしては最適

 ちなみに、自撮り棒を最長に伸ばした場合、積載重量200gくらいからたわみが大きくなる。一般的な200g前後のデジカメや、GALAXY NOTEなどの大型スマホを使っている人は、自撮り棒では満足のいく写真が撮れない可能性がある。

 そこで、三脚メーカーの大手ベルボンが発売する「ウルトラスティック セルフィー」を使うといいだろう。少々重量は増えてしまうが、さすが三脚メーカーだけあって、伸縮時のロック機能も搭載しているので、たわみや回転の心配は無用。かなり無理な角度での撮影でもしっかりとカメラを保持してくれる。

ベルボンの自撮り用一脚「ウルトラスティック セルフィー」全長は最短185mm、最長725mm。握ってひねるだけで、全段を一気に固定・解除できる。伸ばして固定すれば棒自体が回転することもない。実売価格は5000円前後
しっかりとした作りの本格カメラ用一脚を自撮り棒として使いたいなら、全高160cmまで伸びるベルボンの「UP-400」がオススメ。脚の伸縮操作はレバーで行なう。縮長は510mmとやや長いのでカバンに入れるのはやや厳しい。実売価格は2000円前後(スマホ用アタッチメントは別売)

→次のページヘ続く (高画質で使いやすい最強の自撮り棒とは?

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