日本の観光地で、外国人旅行者が棒の先にスマホを取り付けてポーズを決めている風景ってみたことがないだろうか?
いったい、彼らがなにをしているのかというと、人様の手を借りることなく、背景までバッチリ入れた記念写真を撮影をしているのだ!
これまでは記念写真や旅行の写真というと、自分が入っていない風景写真や、一緒に旅行している仲間と交代で撮影したりする写真が多かった。
したがって、全員がフレームインしている写真は、誰かにお願いして撮ってもらう場合がほとんどで、気軽にみんなで心ゆくまで撮影するわけにはいかなかった。
スマホの登場で自撮りブームは来たけど、手を伸ばしても入るのは自分たちの顔ばかりで、その時の様子や場所がわかるような写真を撮るのは至難の業だった。
しかし、昨今、流行の兆しを見せる“セルフィースティック”(通称、自撮り棒)を使うと、一人旅でも他人の手を借りずに、大人数の場合は全員で写真を撮れるのだ。
そもそも自撮り棒とはなにか? 要は棒の先端にスマホを取り付けるアダプターが付いた、自撮りに特化した一脚だ。価格は約2000円前後で、プロ用の一脚と比べても1000円ほど安い。
一脚といっても非常に軽く、女性でも片手で持てる重さとなっている。長さも、縮めた状態なら折りたたみ傘くらいなので、一般的な女性が持つサイズのカバンに収まる。伸ばした状態でも一般的なカメラ用一脚より短い100~120cm程度。
そして、一脚との最大の違いは、製品のほとんどにスマートフォンが取り付けできるアタッチメントが付属している点にある。アタッチメントにスマホを取り付けて自撮り撮影を行なうのだ。
では、この棒でどうやって自撮りをするかだが、先端にスマホを取り付けたら、伸ばして、あとはシャッターを切ればOK。
外国人観光客の多くは、写真がどう写るかを確認しながら撮影するため、インカメラを使うことが多いが、カメラの画角を熟知している人は、カメラの性能が良いアウトカメラを使うこともあるようだ。
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