デザイン発想のフィラメント風LED電球「待ってた」「欲しい」の声=ビートソニック「Siphon」:クラウドファンディングMakuake
2014年11月21日 07時00分更新
クラッシックな見た目だが中身は21世紀だ 写真:Makuake
LED電球にわたしが抱くイメージは、寿命が長い。値段が高い。以上だ。つい先日も玄関用に白熱球を買ったばかりで、要は「寿命」という機能性を除けば、LED電球を買う理由が見つかっていない。
名古屋にあるLED照明企業ビートソニックが、わたしのような人間をLED派に動かすために、フィラメント電球のようなデザインのLED電球「サイフォン」(Siphon)を開発中だ。サイバーエージェントグループのクラウドファンディング「マクアケ」(Makuake)で資金を募集しており、20日時点で978人が合計968万円を出資している。
同社はLED電球のデザイン、「半透明のプラスティック製のカバーに大きな金属の放熱部」といった部分が購買のネックになっていると考え、昔ながらの電球ガラス、フィラメント状のLED発光部を使ったLED電球を考案した。プロジェクトへの「いいね!」は3500件超。ツイッターでは「待ってた」「欲しい」といった声が寄せられている。
形状別に「シャンデリア」「エジソン」「ボール」の3種類があり、予価はそれぞれ2500円、4500円、5500円。出荷開始は来年1月末、一般発売は2月を予定している。定格電力は「シャンデリア」が4W(100V)で白熱電球25W相当、「エジソン」「ボール」が6W(100V)で白熱電球40W相当。
プロジェクトリーダーの戸谷大地氏は照明専門のショッピングサイト「Only1」、照明専門のオンラインマガジン「Only1Press」編集に携わった、照明のプロとしての経歴を持っている。LED電球の製造技術は、台湾の提携メーカーとともに特許を取得しているとのこと。
「大手メーカーが白熱電球の生産を終了する中、Siphonはインテリアや照明にこだわりを持つ人にとっての救世主になると思っています。ぜひサイフォンの灯りを体験してみてください」(戸谷氏)
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