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記者の耳 ちょっとそこらで聞いた話

「ベンチャー朝会」資金調達のきっかけに

2014年11月15日 07時00分更新

盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 位置連動型マーケティングのアイリッジ、画像キャプチャーサービス「Gyazo」のノータ。今週、ベンチャー2社の資金調達が相次いだ。アイリッジはTBSイノベーションパートナーズから、ノータはオプトインキュベーションなどから資金を調達する。ノータの調達資金は総額200万ドル(約2億円)にのぼる。

 アイリッジ、ノータ、いずれも投資に至ったきっかけは、野村証券とトーマツベンチャーサポートが開催しているベンチャー事業説明会「モーニングピッチ」だったそうだ。

 モーニングピッチは毎週木曜日、朝7時に東京都内で開催される「朝会」だ。不動産、通信、メーカー、小売業など大手企業から新規事業担当者が参加し、質疑応答をまじえ事業提携の可能性を探っている。

 オプトインキュベーション菅原康之氏によれば、ノータを知ったのは8月のモーニングピッチ。

 「ノータはシリコンバレー企業でありながら、本拠地が京都で、京都大学のエンジニアを数多く抱える地方出身の優秀なベンチャーという切り口があった。また、日本のベンチャーでありながらすでに世界展開している企業でもあった。そういう企業がピッチに多数出てくるので我々も助かる」(オプト菅原氏)

 最近、菅原氏が注目しているのは可能性ある地方企業だ。地方のベンチャー事業説明会「全国Startup Day」(トーマツ、サムライインキュベート主催)にも参加し、東京では知られていないスタートアップを見つけていきたいという。

 ガートナーは今後「すべてのビジネス部門がテクノロジースタートアップになる」との予言も出している。インキュベーターやベンチャーキャピタルはもちろん、スタートアップと協力して事業転換をはかりたい大企業にとって「朝会」は存在感を増しそうだ。


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