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年末年始の特番・アニメを録り逃さないBDレコの最強活用テク 第3回

外でもスマホで録画番組を見る! BDレコを超コアに使いこなせ!!

2014年11月06日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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今なら無料! 多機能なソニー「TV Side View」アプリ

「TV Side View」の録画番組の一覧。録画済みの番組のほか、現在放送中の番組の視聴も可能だ

「TV Side View」の録画番組の一覧。録画済みの番組のほか、現在放送中の番組の視聴も可能だ

予約ランキングによるおすすめ番組の一覧。リモート予約で連携する「テレビ王国」のランキングデータが表示される

予約ランキングによるおすすめ番組の一覧。リモート予約で連携する「テレビ王国」のランキングデータが表示される

 ソニーはBDレコだけでなく、薄型テレビやさまざまなソニー製AV機器の操作にも対応する「TV Side View」アプリ(Android版iOS版)を使用する。

 非常に多機能なアプリで、リモート視聴だけでなく、リモート予約や番組の持ち出し(ダビング)、不要な番組の削除、リモコン機能によるリモート操作(宅内LAN接続時)なども可能。

 ただし、リモート視聴を行なうには初回のみアプリ内課金(463円+税)が必要になる。現在12月25日までお試し無料キャンペーンが行なわれており、この期間に対応するBDレコを購入した場合、ユーザー登録を行なうことでアプリ内課金が無料になるチケットが手に入る。リモート予約に興味のある人は購入を急いだ方がいいだろう。

 おすすめの番組の紹介などもあり、使い勝手は非常に優秀。リモート予約もアプリの切り替えなしで使えるのでスムーズだ。1つのアプリでBDレコを自由自在に使うならばソニーが最も使いやすいだろう。

 さらに最新モデルでは、視聴時の画質モードとして「快適視聴モード」が加わっている。リモート視聴では、インターネットでの配信用にリアルタイムで画質を変換するため、再生開始までに時間がかかったり、回線事情によっては映像が途切れてしまうことがあった。

 これを解決するため、録画時に配信用のファイルを作成しておくことでダイレクトに番組を送信できる。画質はVGA画質となってしまうが、再生時のストレスが少ないのはありがたい。

リモート予約機能で予約のし忘れ時も安心
パナソニック「Pnasonic Media Access」

「Pnasonic Media Access」での番組一覧画面。録画済みの番組のほか、放送中の番組の視聴も可能なのは同様

「Pnasonic Media Access」での番組一覧画面。録画済みの番組のほか、放送中の番組の視聴も可能なのは同様

操作メニューから「録画予約」などへ移動できる

操作メニューから「録画予約」などへ移動できる

 パナソニックは「Pnasonic Media Access」アプリ(Android版iOS版)を用意。完全無料で使用できるのが大きなメリットだ。

 ただし、最初の設定時に「CLUB PANASONIC」と「ディモーラ」へのユーザー登録が必要になる。登録は無料だ。

 このアプリではリモート視聴のほか、リモート予約も可能(ウェブブラウザー画面へ自動で切り替わる)。取り忘れた番組の予約や番組探しなどもできるので、実用性は高い。

東芝は汎用アプリ「DiXiM」を使用

「DiXiM Digital TV for iOS」の登録した機器を選択する画面。未登録の対応機器も表示されるので、ここから機器登録(ペアリング)を行なう

「DiXiM Digital TV for iOS」の登録した機器を選択する画面。未登録の対応機器も表示されるので、ここから機器登録(ペアリング)を行なう

東芝の全チャンネル録画機と接続した場合に選べる「ざんまいプレイ」。全チャンネル録画した番組を、ジャンル別やおすすめ番組などでリストアップできる

東芝の全チャンネル録画機と接続した場合に選べる「ざんまいプレイ」。全チャンネル録画した番組を、ジャンル別やおすすめ番組などでリストアップできる

 東芝はDTCP+に対応した汎用プレーヤーアプリの「DiXiM Digital TV for iOS」(iOS用)、「DiXiM Play for REGZA」(Android用、)を使用する。

 価格は前者が1000円、後者が1300円で、iOSでリモート視聴を行なうにはアプリ内課金でさらに500円が必要となるのがちょっと難点。

 ちなみに、DiXiM Digital TV for iOSはシャープのBDレコのリモート視聴も行なえる(Androidは1500円の「AQUOSリモートプレーヤー」が必要)。

 機能としてはリモート視聴専用のアプリなので、録画済みの番組、現在放送中の番組の視聴などが行なえるのみ。ただし、東芝の全チャンネル録画対応機器の場合は、全チャンネル録画した番組の配信も可能だ。

 これにともない、ジャンル別やおすすめの番組などで録画番組をリストアップできる「ざんまいプレイ」にも対応。膨大な全チャンネル録画の番組もスムーズに検索して視聴できるのは便利だ。

 また、もうひとつのポイントして、詳細な画質モードが選べる点がある。720pでも12M/8M/6M/4M/2.4Mbpsが選択できるし、このほか360p(1.5Mbps)、240p(1.0M/0.6Mbps)と多彩な画質モードが選べる。回線事情などに合わせて柔軟な画質調整ができるのは便利だ。

キャリアの通信量制限に注意!

 リモート視聴は、家の外から自由自在にBDレコの番組を楽しめる夢のような機能だが、注意するべき部分もある。

 それは、動画コンテンツは情報量が大きいため、キャリアが定める1ヵ月あたりの通信量制限に引っかかりやすいことだ。

 HD画質の配信の場合、いずれも720pでソニーが2Mbps以下、パナソニックが1.5Mbps、東芝は12M~2.4Mbpsとなるが、1.5M~2.4Mbpsで番組を視聴したとすると、3~4時間程度の視聴で7GBを超えてしまう。

 通信量をオーバーすると回線速度が極端に低下する場合が多く、動画の視聴は厳しい。というわけなので、3G/LTE回線での使用時は画質を360pなどに落とすようにした方がいいだろう。あるいは、外出先はなるべくWi-Fi回線からの接続を心がけるようにしたい。

 この点さえ気をつければ、テレビ視聴が飛躍的に自由になる。いつでもどこでも視聴というわけだ。特にiPhoneなどのiOS端末はワンセグ視聴の機能がないため、ワンセグどころかフルセグ対応のTVチューナーが追加されたようなものとも言える。

(次ページに続く、「録画データをバックアップできる「SeeQvalt」」)

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