貴重な番組のバックアップと保存期間延長ができる!
実用的な運用としては、1台は24時間運用の全チャンネル録画用、もう1台はバックアップ用だから深夜アニメ用に深夜帯だけの設定としておくといった使いこなしをするといい。
深夜アニメ用だけの全チャンネル録画ならば、番組を保存しておける期間も長くなるので、メインで使う24時間全チャンネル録画機が1週間程度で番組を消去してしまうとしても、それよりも長い時間貯めておける。メイン機で番組が消去されてしまっても、バックアップ用のもう1台でダビングができるというわけだ。
ある意味途方もないアイデアと言われそうだが、実はそうではない。6チャンネルかそれ以上の全チャンネル録画ができるBDレコは高価でそれを2台使うのはコストがかかりすぎるが、東芝のDBR-T560/T550や、シャープのBD-T1650のように、一般的な3チューナーモデルで最大3チャンネルの全録が可能なモデルが出てきている。
すでに全チャンネル録画を使っている人はサブ機として、こうしたモデルを追加すればコストはそれほどではない。
あくまでも絶対に消去されたくない大事な番組用だから3チャンネル全録でも十分と言えるだろう(もちろん、普通の使い方として全チャンネル録画でカバーできない他のチャンネルを全録してもいい)。
ちなみに、東芝の液晶テレビの上位モデルは、標準的に全チャンネル録画機能を備えている。これを持っている人は全チャンネル録画機を1台買い足せばいいだけだ。
この年末年始は思う存分テレビを楽しもう!
これで、録り逃しゼロに加えて、大事な番組もしっかりと保存できる体制ができ上がった。アニメ番組に限っても、放送時とBD版では修正などが加わっていて、バージョンとしては2つになっていることもあり、「テレビ放送は消しちゃっても、BD買うからいいか」とは言いにくい状況もある。
映画やドラマだって、当時のCMごと残しておくと、10年以上経ってから見るような場合はこの方が楽しいこともある。テレビ番組をしっかり残しておくことは結構重要なのだ。
ここまで徹底すると、まさにテレビ録画好きの執念のようなものさえ感じるが、最新のBDレコをフル活用すると、実にディープな楽しみ方ができることがわかっていただけたと思う。
今やテレビ放送は受動的に見るだけのメディアではない。積極的に活用して楽しみ尽くすメディアである。せっかくの年末年始の休暇なのだから、「お正月のテレビは面白くない」なんて言わずに、思う存分にテレビ放送をしゃぶり尽くしていただきたい。
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