屋外での実用性はどうだろう?
スペック面での魅力は弱いが、タフネスさは圧倒的であり、その点が実際にどう屋外での運用に影響してくるのか、もっとも気になっていた部分なのであれこれとテストした。
まずは屋外での視認性。晴天下でも輝度最大ならばある程度視認できる明るさで、雲が薄い曇り空の下では室内と変わらない印象を受けた。
次に水滴。タッチパネルは静電容量方式なので水滴にはやはり弱く、誤タップが起きてしまった。これは抵抗膜式がもっとも信頼性が高い分野なので我慢するしかない。そのかわり、手袋をした状態でもタッチ操作が可能になっている。ウィンターシーズンだけでなく、バイク乗りもこれはうれしい機能だ。
また、パネルのDragontrail Xは割れにくいだけでなく、傷もつきにくい。保護フィルムを貼るユーザーは多いと思うのだが、下記の動画のようにドライバーでこすっても傷がつかないのを見ると安心感が増すだろう。
手袋装着時の動作実験
軍手を装備して操作してみたところ。レスポンスは素手のときと違いはなし。
対キズ性能をチェック!
ドライバーでツンツンコスコスしてみたところ。傷がつくことなくクリア。けっこう強めにツンツンしたのだが。
象が踏んでも……? 面加圧テスト
よくある踏みつけるテスト。しっかりと面加圧をかけてもらったが無事に生存した。ただ筐体がコンパクトであるため、点加圧には注意したいところ。
落としても安心! 落下テスト
絨毯の上に落としてみたところ。高さは70cmほど。カタログスペックからするとアスファルトの上でも大丈夫そうだが、タッチパネル面にダメージが入る可能性があるため、あくまで破損しにくいという判断に留めるのが正解だ。
【まとめ】屋外でスマホを壊したことがあるのならコレ!
TORQUE G01はアウトドア向けのスマホといえる。ゴツい見た目どおりの頑丈さを持ち、そこそこの運用に耐えるスペックを有している。ゲームやSNSなどを行き来して使用するスタイルには不向きだが、出先で水没や衝撃などでスマホを破損したことがある人なら、TORQUE G01の堅牢性は大きな魅力だ。また通話中心であれば、新プランも手伝って場所を問わず音声通話ができるため、アウトドアだけでなく工事現場などでの運用も視野に入るユーザーもいるだろう。ともあれ、壊れやすいスマホは論外! というのであれば、TORQUE G01を最優先に検討してみてほしい。
「TORQUE G01」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | 京セラ |
ディスプレー | 4.5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約68×136×13.5mm |
重量 | 約182g |
CPU | Snapdragon 400(MSM8928) 1.4GHz (クアッドコア) |
内蔵メモリー | 2GB |
内蔵ストレージ | 16GB |
外部メモリー | microSDXC(最大64GB) |
OS | Android 4.4 |
最大通信速度 | 下り最大150Mbps |
キャリアアグリゲーション | × |
WiMAX 2+ | × |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
テザリング | ○(最大10台) |
国際ローミング | GSM/W-CDMA |
カメラ画素数 | リア:約800万画素CMOS/イン:約200万画素 |
バッテリー容量 | 3000mAh(交換不可) |
FeliCa | ○(+NFC) |
ワンセグ | × |
フルセグ | × |
赤外線通信 | × |
防水/防塵 | ○/○ |
卓上ホルダー | × |
SIM形状 | nanoSIM |
連続待受時間(3G/LTE) | 約810時間/約700時間 |
連続通話時間(3G) | 1490分 |
カラバリ | レッド、ブラック |
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