秋の風景を撮るのに適したデジカメはコレだ！ 第3回

動く被写体を撮るなら……デジイチ　or ミラーレス一眼!?

ミラーレス一眼 vs デジイチ
追従連写対決！

　ミラーレス一眼と一眼レフの決定的な違いが反射ミラーがあるかないかだが、連写速度の面ではミラーレス機が有利。反射ミラーを駆動させないため圧倒的にコマ数を稼ぐことができる。

　また機種にもよるが撮影中の画像を確認できる点も便利だ。一眼レフの場合にはシャッターの度にミラーが上下し、露光中はほんの一瞬だがファインダーが消失してしまう。

　今回のKiss X7と70Dではライブビューでの撮影中はライブビューが消失し、連写時には真っ暗なままなので、ライブビューで動きのある被写体を追いかけるのはかなり難しい。

　今回は向かって走ってくる電車をAFで捉えて追従するのをチェックしてみた。速度的には子供が走るよりは遅いが、被写体が大きいので撮影自体はしやすい。

α6000で追従連写（1秒間）

1コマ

2コマ

3コマ

4コマ

5コマ

6コマ

7コマ

8コマ

9コマ

10コマ

11コマ

　α6000では1秒間で11コマの連写が可能。一番最初に被写体を捉えるまでは若干のタイムラグを感じるが、一度捉えてしまえば後は問題ない。

　追従性は高く、撮影しながらもモニターで確認できるのは便利だ。

EOS Kiss X7で追従連写（1秒間）

1コマ

2コマ

3コマ

4コマ

　EOS Kiss X7は1秒間で4コマの連写速度となる。銀塩時代のカメラならとても高速な連写なのだが、デジタル時代ではちょっと遅く感じてしまう。

　ただし、今回重要なのはAFの精度。AFセンサーの位置が中央に固まっているのでフレーミングを気を付ける必要があるが、最初のピント位置の掴みは悪くなく、追従性は高い。

EOS 70Dで追従連写（1秒間）

1コマ

2コマ

3コマ

4コマ

5コマ

6コマ

7コマ

　EOS 70Dは1秒間で7コマの連写が可能。一眼レフとしては高速な部類に入る。

　19点センサーはピントの合わせはじめもかなり高速で追従性も問題ない。かなり高速で動く被写体でも十分にピントを合わせられる。

（次ページに続く、「結論、動く被写体を有利に撮影できるのは……」）