重低音にかたよらないバランスがイイ!
ソニー「SRS-X3」
筆者のチェックポイント
- ここが○:ソニーのDSP技術「ClearAudio+」によるバランスのとれた音
- ここが△:防水っぽい見た目だけど防水ではない。屋外へ持ち出したいけれど……
「小さく」て「スタイリッシュ」、そして「重低音」という人気要素を追求したモデルがこのSRS-X3。実売価格が1万1000円と、今回紹介する中では一番低価格なのも魅力だ。
手のひらに載るサイズでありながら、インパクトある低音を出す。スピーカーユニットは34mmのフルレンジが2基、パッシブラジエータを挟む形で配置される。
デザインはスクエアを基調としつつも、面取りされたエッジ部分が独特のカジュアルさを醸し出す。カラーバリエーションはレッド/ホワイト/ブラックの3色、メッシュグリルも統一感ある色に塗装されている。
音の印象は、「バランス感」という言葉で表現できる。前面・背面と向かい合わせに2基配されたパッシブラジエータによる重低音もさることながら、楽曲に合わせ音質を最適化する同社独自のDSP技術「ClearAudio+」による効果か、中域から高域にかけても繊細なニュアンスを伝えてくる。
低音が目立ちすぎず、透明感のある中高域も聴かせるバランスのよさが、SRS-X3の真骨頂といえる。
出力の大きさもポイントだ。実用最大出力は左右合わせて20W、兄貴分のSRS-X5がAC電源接続時に20Wを可能にしていることからしても、このサイズにしては余裕の出力だ。
SRS-X3の主なスペック | |
---|---|
スピーカー | 34mm(フルレンジ)×2 |
エンクロージャー方式 | 密閉型(パッシブラジエーター×2) |
連続再生時間 | 約7時間 |
最大出力 | 20W(10+10W) |
NFC対応 | ○ |
マルチペアリング | 最大8台 |
マルチポイント | 最大2台 |
対応コーデック | SBC |
本体サイズ | 幅185×奥行66×高さ67mm |
重量 | 850g |
(次ページに続く、「2.1ch構成でサラウンドモードも搭載! JVCケンウッド「AS-BT77」」)
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