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小型でステレオ音場の再現性をどう上げているのか?

ステレオ音場がカギ? 注目のBluetoothスピーカー3機種比較

2013年12月22日 12時00分更新

文● 四本淑三 

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左上が「MINI JAMBOX」、下が「USBS-WW1」、右上が「Olasonic TW-BT5」

 スマートフォン時代のオーディオセットとして、すっかり定着したポータブルBluetoothスピーカー。さまざまなメーカーがさまざまな製品を投入し、急速に音質の改善が進んだ一方で、どれを選んでも大きな差がない飽和状態にもなりつつある。平準化したこのセグメントの次は何か。最新のBluetoothスピーカーの中から、その回答と思われる3製品をピックアップしてみた。

 テーマは「ステレオ音場の解釈」である。

 この問題は、以前BOSEの「SoundLink Mini Bluetooth speaker」をレビューした際に感じたことでもある(関連記事)。ポータブルスピーカーのエンクロージャー容量には限りがあり、ドライバーユニットの口径も制約を受ける。が、それによる低域不足はパッシブラジエーターで改善可能で、ポータブルBluetoothスピーカーは「サイズを超えた低域の再生能力」を手に入れた。それが市場に受け入れられた理由でもあるが、ステレオ音場はそうもいかない。低域は遥かに大きなスピーカーのように鳴っているのに、音場感はモノラルとほとんど変わらないのだ。

SoundLink Mini Bluetooth speaker

 ステレオ音場の再現性は、リスニングポジションと左右スピーカーの距離によって決まり、この3点を正三角形の頂点に置くのが良いと言われている。しかし左右一体型スピーカーは、おのずと左右スピーカーの距離が限られる。本体の幅が20cmなら、左右スピーカーの距離はせいぜい15cm程度。しかし、実際に机上へ設置するとスピーカーとの距離はその数倍も離れてしまうわけで、結局は二辺が異様に長い二等辺三角形になってしまう。

 結果的にステレオ音場は失われ、ほとんどモノラルに近くなる。その問題を解決する方法は、物理的にスピーカーを離すか、DSPを使ってバーチャルな音場を作るしかない。

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