ネットプロモの成功のカギとは!? ウェブ担のお悩み解決! 第2回
使い勝手の良さとウェブ設計の親切さを追求
日本人による日本人のためのウェブ制作サービスを求めて
2014年08月25日 11時00分更新
デザイナーのアンテナに引っかかった
最先端のデザインを意図せずして使える
── 最近のウェブページのトレンドっていうのはどういうものでしょう?
洪 いろいろありますが……例えば、JavaScriptで作られる、動きのあるサイトでしょうか。ロールオーバーでボタンの色がフェードしたりするもので。ただ、過去のそういう細工とはちょっと違い、そういう効果が「ただの装飾」ではなくて、ウェブサイトを読む側の「行動を促す」という意味合いが含まれているのが1つの特徴です。例えば「これがボタン」と強調しておいて、これを押すと何かが起こることを示していたりする。そういったデザインを作れる機能もBiNDクラウドには盛り込まれています。なので、意図せずして最先端テクニックを活用したウェブページを作れる、ということもあるでしょう(笑)。
── ウェブページのデザインに“賞味期限”というのはあるものでしょうか?
洪 賞味期限、というと難しいですが(笑)。現在では、ウェブサイトの「閲覧環境」がどんどん変わってます。モニターのサイズが大きく、解像度が高くなる傾向があり、どの画面サイズ、解像度に合わせてウェブサイトを作るか、というのは難しい問題です。数年前にデザインされたウェブサイトを今の解像度で見ると、とても余白が多く感じてしまいます。最新のデバイスに適応できていないウェブサイトのデザインを目の当たりにすると、「賞味期限」を感じるかもしれませんね。
── 確かに今はデバイスが多種多様になっていますが、どこかデザインの“落としどころ”は必要になるのではないでしょうか?
洪 現在だとやはりスマートフォンが閲覧の中心になってきて、そこにフィーチャーする必要があるのかな、と考えています。BiNDクラウドにもスマホ用のテンプレートがしっかり用意されていますが、もっとスマホに関してはデザインを掘り下げていかなけらばならない時期に来ているのかな、と。PCとは画面レイアウトが違うので、ページの動線も違ってくることを意識してデザインする必要があるでしょう。その反面、古いPCやブラウザーを使っている人だっています。どこまでサポートすべきか、ということはウェブデザインにおいても重要なことです。
ただ、サポートするだけではなく、そういう古いデバイスを使っている人を次のステージに引き上げるという役目も担わなければとも思っています。
ウェブページは、読み手の多様性を認識したうえで作らなければならないのですが、そこをウェブページの作り手にも知ってもらえればと思っています。そういう意味での「教育」ということが、デザイナーとしてBiNDクラウドを通して発信できないか? と考えてもいます。
── スマートフォンが主流になるとウェブデザインも変化が必要ですか?
洪 スマホでのアクセスが増えているため、今は「レスポンシブデザイン」、つまり読み手の環境に応じてデザインが自動的に変更されるようなウェブデザインが流行しています。BiNDクラウドでは、現在はスマホ向けのデザインは別テンプレートになっています。これは、ページの情報の内容によってはPCとスマホでデザインだけを変えるだけでは十分でないケースもあると思っているからです。ただ今後はBiNDクラウドでもレスポンシブルデザインを導入する可能性はあります。その場合でも、ユーザーが選択できるようになればいいと思っていますが。
── デザインにおける機能追加も、クラウド版の利点ということですね
洪 そうですね。今現在はデザイン面で対応できないことも、将来的に追加できるというのがクラウド版の特徴であり、メリットであるということです。BiNDの仕様の特徴の1つに、外部ソースを読み込ませられる、ということがあります。最新の機能を実際に組み込んでみて、「これは使える!」と思ったら、開発チームに要請して製品に反映させるようなことも多々ありますので、最新情報の収集は欠かせないと思っています。
(次ページ、「使いにくさを感じさせないのは、実際に使った意見が反映されているから」に続く)
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