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ネットプロモの成功のカギとは!? ウェブ担のお悩み解決! 第2回

使い勝手の良さとウェブ設計の親切さを追求

日本人による日本人のためのウェブ制作サービスを求めて

2014年08月25日 11時00分更新

文● 二瓶 朗

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日本発のサービスだからこそ、祭事やデザインテイストなど和テイストを考慮したそうだ

「和」にこだわったテンプレートを

── 追加されたテンプレートに別のコダワリはありますか?

 日本で今、シェアを伸ばしているオンラインウェブ制作サービスのほとんどが海外からの輸入のものです。我々はせっかく日本で開発しているので日本人のためのサービス、テンプレートを提供したいと考えました。

 例えば、海外のサイトと比較するとウェブサイト全体の作り方が国によって違う、という印象があります。

── というと?

 日本の場合、ページに含まれている情報量が多いと思います。ページの細かいところまで作り込んで情報を盛り込む傾向にあるようです。欧米等のウェブサイトはざっくりとしてページ作りにあえてこだわるようです。サッと読めるように、文章量を減らすことを重要視して、訪問者が「読む」ことによるストレスを減らそうと考えているのかもしれません。

 それに対すると、日本のサイトはきっちり読ませる。そのため、海外のウェブページ作成サービスを使ってみると、ページがさっぱりしすぎてしまうことが多いのです。

 逆に言えば、日本のウェブページはそれはそれで情報が多すぎる、ということもあるのですけど(笑)。日本流のウェブサイトでは、「伝えたい分量」というのがあるのではないかと思っています。そういう意味での「日本らしさ」もテンプレートの設計で表現していくのも重要だと思っています。

── ほかに日本と海外でウェブサイトの文化の違いというのはあるのでしょうか?

 ページ作りにダイナミックな表現を用いるのは海外が多いようです。その流行を無視するのではなく、日本流に咀嚼しなければいけないと思っています。ただ、海外のウェブサイトは“尖りすぎ”のものも少なくないようです。グラフィカルな表現を重視される傾向を感じます。それに対して、少なくとも日本のウェブサイトは一目見ただけで「これは何のサイト」とわかる親切さがあります。その中で、ページの流れが丁寧で、情報の与え方も優しいのが日本流ではないのかな、と思っています。BiNDクラウドのテンプレートを使えば、そういう日本のウェブサイトの根底にあるようなデザインを踏襲してウェブサイトを作れる、というわけです。


(次ページ、「BiNDクラウドに貫かれるBiNDのデザイン作法」に続く)

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