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タブレットを活用、料理もうまい

夏といえば海! なので、レノボが始めた「海の家」に行った

2014年07月13日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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ミレニアム世代に、デジタルの楽しさを知ってほしい

 レノボ・ジャパンでコンシューマー事業を統括する、留目真伸執行役員専務は記者に対して「今回は夏なので海。海でタブレットを使ってオーダーするなど、若者がITやデジタルライフに接する機会を提供したい」とコメントした。ミレニアム世代と呼ばれる「若者にデジタルライフを理解してもらうこと」がビーチマルチェ開設の目的だとする。

レノボ・ジャパンの留目真伸執行役員専務(右)とイベントの狙いについて説明したマーケティング部の松本達彦氏(左)

TwitterやVineなどソーシャルサービスも活用。ハッシュタグ付きでつぶやくと粗品がもらえたり、来場者の記念写真を投稿してフォトモザイクを作るといった取り組みも実施

若者にデジタル機器を使ってもらい、便利さを実感してもらう

 留目氏がこう話す背景には、IT活用力でかつて世界のトップクラスだった日本が、その存在感を低下させていることが挙げられる。

 「昨今、日本の企業経営がうまくいかず、中心が米国や他国に移る中で、日本人の生活に合ったITやデジタルが出にくくなってきている。結果としてIT活用力が低下して、先進製品の普及率で遅れをとってきている。たとえばタブレットはまだ18%程度。これには個人としても危機感を持っている」(留目氏)

 レノボは2014年4~6月期(2014年度第1四半期)でも、世界シェアNo.1のブランドとなることは確実。国内でもNECレノボグループとしてみるとNo.1のシェアを持つ。それを支えているのがコンシューマープロダクトだ。

 国内では多くのPCベンダーが、コンシューマーはもうからないといい、個人ではなく法人に軸足を移すと表明する企業が出てきている。しかし留目氏は「何かがおかしい」とする。

 「日本人に合った製品、ソフト、ハード、サービスを市場は求めているのに、そのニーズに対してベンダーは目を背けている。(レノボは)日本でもコンシューマーをやってシェアを伸ばす。健全な利益が得られるビジネスを進め、消費者に合った商品を作る。デジタルライフを届けられることに喜びがある。日本人に合ったデジタルライフそのものを提案できる会社にになりたい。そのためには、若者にデジタルライフを理解してもらい国の競争力を高めること。ITに親しんでもらい、楽しいと理解してもらいたい」(留目氏)

 レノボはこれまでもクラブイベントやスノーボードイベント(SLOPE STYLE)のスポンサー、あるいは学校ダンス教育支援活動などに取り組んできたが、今回もその一環。そして留目氏は「2020年をひとつのターゲットとして、日本のIT活用力を世界レベルにしたい。そのサポートをするのがNECレノボグループ」だと話した。

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