PC自作(PC/AT互換機)が、徐々に普及し始めた1990年代からマザーボードを手がけ、名機といえるPC自作パーツを自作ユーザーたちに送り出しているASUS。そんなASUSから、新たにPCゲーマーをターゲットにした「STRIX」(ストリクス)シリーズが登場する。
ASUSには、すでにプロのゲーマーやオーバークロッカー向けのハイエンドシリーズ「R.O.G.」(Republic of Gamers)があるが、「STRIX」シリーズは、これからPCゲームを始める人から、日夜MMO RPGや重量級FPSゲームで戦いを繰り広げているヘビーゲーマーまで、幅広いPCゲーマー向けに考えられたシリーズで、ゲーミングに重要なビデオカードからキーボードやマウス、ヘッドセット、マウスパッドまで、続々と登場予定になっている。
「STRIX」は、耳の房毛がないフクロウ類を表す名詞で、「STRIX」シリーズに採用されているロゴはフクロウの顔がモチーフになっている。
ちなみにフクロウは、世界中でさまざまなものの象徴として扱われており、ギリシャ神話では知性・学問・芸術・戦術などを司る女神アテナ(ローマ神話のミネルバ)が従者にしていることから、「森の賢者」と称され、知恵や賢明のシンボルになっている。
さらにフクロウといえば、食物連鎖の上に位置する大型猛禽類の1種。樹上で獲物が来るのを待ち伏せ、人間の100倍近い感度の目や立体的に認識できる耳などで、獲物を察知すると羽音を立てずに飛びかかり仕留める様は、FPSゲームなどに通じるモノがあったりする。
日本上陸第1弾は
GeForce GTX 780搭載ビデオカード
この「STRIX」シリーズの国内第1弾として登場したのが、PCゲームを快適にプレイするキーパーツとなるビデオカード「STRIX-GTX780-OC-6GD5」だ。
ビデオカードは数多くの製品があるが、「STRIX-GTX780-OC-6GD5」は、今までにないセミファンレスを実現。GPU温度が“65度”未満ではファンが回転しない“ゼロノイズ”で動作する。
それでいてGPUは、最新のヘビー級3Dゲームを快適に遊べる、NVIDIAの「GeForce GTX 780」を搭載しているのが最大の特徴といえる。
さらにGPUコアクロックは、GeForce GTX 780のリファレンス仕様(863MHz)から889MHzにクロックアップされ、ASUS製ビデオカードでおなじみの長時間ゲーミング時も安心な高品質回路や、冷却性能と静音性に定評あるGPUクーラーの「DirectCU II」を搭載。
セミファンレスを実現するファン制御機能とあわせることで、GPU負荷が低いゲームやメールなどの作業では、GPUクーラーのファンが停止した無音で動作。ヘビー級ゲームのプレイ中は発熱にあわせて静かに、しっかり冷却する優れものになっている。
スペック一覧 | |
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製品名 | STRIX-GTX780-OC-6GD5 |
GPUコア | NVIDIA GeForce GTX 780 |
コアクロック | 889MHz(定格863MHz) |
ブーストクロック | 941MHz(定格900MHz) |
CUDAコア数 | 2304 |
ビデオメモリー | GDDR5 SDRAM 6GB |
メモリークロック | 6008MHz(1502MHz) |
メモリーインターフェース | 384bit |
バスインターフェース | PCI Express 3.0 x16 |
補助電源コネクター | 8ピン+6ピン |
それでは、セミファンレスを実現した要注目ビデオカード「STRIX-GTX780-OC-6GD5」を徹底チェックしていくことにしよう。