このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

ASUS「STRIX-GTX780-OC-6GD5」

GTX 780搭載でセミファンレス! 静音VGAの革命児ASUS「STRIX」

2014年07月19日 12時00分更新

文● 藤田 忠

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 PC自作(PC/AT互換機)が、徐々に普及し始めた1990年代からマザーボードを手がけ、名機といえるPC自作パーツを自作ユーザーたちに送り出しているASUS。そんなASUSから、新たにPCゲーマーをターゲットにした「STRIX」(ストリクス)シリーズが登場する。

 ASUSには、すでにプロのゲーマーやオーバークロッカー向けのハイエンドシリーズ「R.O.G.」(Republic of Gamers)があるが、「STRIX」シリーズは、これからPCゲームを始める人から、日夜MMO RPGや重量級FPSゲームで戦いを繰り広げているヘビーゲーマーまで、幅広いPCゲーマー向けに考えられたシリーズで、ゲーミングに重要なビデオカードからキーボードやマウス、ヘッドセット、マウスパッドまで、続々と登場予定になっている。

発売日は未定だが、キーボードやマウスなどゲーミングに重要な周辺機器が国内にも投入予定になっている

 「STRIX」は、耳の房毛がないフクロウ類を表す名詞で、「STRIX」シリーズに採用されているロゴはフクロウの顔がモチーフになっている。

 ちなみにフクロウは、世界中でさまざまなものの象徴として扱われており、ギリシャ神話では知性・学問・芸術・戦術などを司る女神アテナ(ローマ神話のミネルバ)が従者にしていることから、「森の賢者」と称され、知恵や賢明のシンボルになっている。

羽角(耳角)と大きな目が特徴の「STRIX」シリーズのロゴ

 さらにフクロウといえば、食物連鎖の上に位置する大型猛禽類の1種。樹上で獲物が来るのを待ち伏せ、人間の100倍近い感度の目や立体的に認識できる耳などで、獲物を察知すると羽音を立てずに飛びかかり仕留める様は、FPSゲームなどに通じるモノがあったりする。

荒々しい爪痕のあるマウスパッドや折りたたむとフクロウの顔になるヘッドセットなどが販売予定になっている

日本上陸第1弾は
GeForce GTX 780搭載ビデオカード

 この「STRIX」シリーズの国内第1弾として登場したのが、PCゲームを快適にプレイするキーパーツとなるビデオカード「STRIX-GTX780-OC-6GD5」だ。

7月19日発売で実売価格は8万円前後

 ビデオカードは数多くの製品があるが、「STRIX-GTX780-OC-6GD5」は、今までにないセミファンレスを実現。GPU温度が“65度”未満ではファンが回転しない“ゼロノイズ”で動作する。

 それでいてGPUは、最新のヘビー級3Dゲームを快適に遊べる、NVIDIAの「GeForce GTX 780」を搭載しているのが最大の特徴といえる。

パッと見は、ASUSのオリジナルGPUクーラー「DirectCU II」搭載ビデオカードと大きな違いは見られないが、GPU温度が65度未満ではファンが回転しない、セミファンレス仕様になっている

 さらにGPUコアクロックは、GeForce GTX 780のリファレンス仕様(863MHz)から889MHzにクロックアップされ、ASUS製ビデオカードでおなじみの長時間ゲーミング時も安心な高品質回路や、冷却性能と静音性に定評あるGPUクーラーの「DirectCU II」を搭載。

 セミファンレスを実現するファン制御機能とあわせることで、GPU負荷が低いゲームやメールなどの作業では、GPUクーラーのファンが停止した無音で動作。ヘビー級ゲームのプレイ中は発熱にあわせて静かに、しっかり冷却する優れものになっている。

GeForce GTX 780を搭載した「STRIX-GTX780-OC-6GD5」の定格GPUクロックは889MHz、GPUブースト時は941MHzにクロックアップされている。また、VGAメモリーは大容量の6GBを搭載だ

スペック一覧
製品名 STRIX-GTX780-OC-6GD5
GPUコア NVIDIA GeForce GTX 780
コアクロック 889MHz(定格863MHz)
ブーストクロック 941MHz(定格900MHz)
CUDAコア数 2304
ビデオメモリー GDDR5 SDRAM 6GB
メモリークロック 6008MHz(1502MHz)
メモリーインターフェース 384bit
バスインターフェース PCI Express 3.0 x16
補助電源コネクター 8ピン+6ピン

 それでは、セミファンレスを実現した要注目ビデオカード「STRIX-GTX780-OC-6GD5」を徹底チェックしていくことにしよう。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中