基本的な使用感は「torne」そのまま
起動時間の速さには感激!!
一通り設定が完了すれば、PS4でtorneが使えるようになる。トップメニューは、PS3などのtorneほぼそのまま。
しかし、メニューには若干の違いもある。「トルネフ」(torneの情報をTwitterでお知らせするオウムのキャラクター)のアンケート機能や、お知らせをチェックできる「NEWS」が加わっている一方で、「torne PS4」にはトロフィー機能がなくなっているので、メニュー数は同じだ。
一番の違いは起動時間。PS3に比べて起動時間はおよそ1/3ほどになったようだ。実際にはBDレコの瞬間起動というほどではないが、3~5秒程度と十分に速い。しかも、ゲームなどのアプリケーションと同時に起動できる仕様になっているため、torneとゲームの切り替え時間は圧倒的に速い。
例えば、torneを起動して録画したい番組や見たい番組がなかった場合、いつもの番組がはじまるまでゲームでもやろう。となるが、その切換がスピーディーなので、実に快適。
ゲームをしている時でも、見たい番組がはじまったら中断し、すでに起動しているtorneに切り替えるだけなので、実に素早くテレビ視聴できる。ゲーム機の備えるテレビ視聴/録画アプリケーションとしては、かなり使いやすくなった。
番組ガイド機能やニコニコ実況連携など
利便性も強化!
定期的に行なわれるトルネフのアンケートや、「トルミル」(リアルタイムで番組を録画している人数と視聴している人数がわかる)機能のランキングだけでは見落としやすい、注目番組をピックアップする番組ガイド機能などの便利機能も追加され、より充実した視聴環境になっている。
トルミル機能については、基本的には従来通りで、視聴時にポップアップメニューで番組の視聴者数の目安を表示するトルミル機能に加え、番組検索では、ユーザーの録画数に応じた「トル順」(録画数順)の表示なども可能だ。
これに加え、トルネフがおすすめする番組には、青い羽根のマークが表示され、その番組を選択するとトルネフがちょっとしたガイドをしてくれるという趣向になっている。
ちなみに、これらの番組検索や、番組表の表示やスクロール、放送と番組表の切り替えの速度などは相変わらずの快速操作で、実に気持ちよく使える。
これはPS3でも同じなのだが、録画先がネットワーク越しにあるnasneで行なわれているということを忘れてしまう操作の素早さだ。ネットワーク経由のDLNA再生にも関わらず、ここまでのレスポンスのよさをきちんとPS4でも実現したのも凄いことだ。
操作が軽快なので、新機能も快適に使える。「ニコニコ実況連携」や番組に関するツイートを表示する「Twitter連携」は、画面を小さく縮小し、背景にツイートやコメントをスクロール表示するので肝心な場面はテレビ放送を全画面表示で見たくなるが、名シーンなどは素早くコメントなしにできる。操作がスムーズなので、頻繁に切り替えながら楽しめるのだ。
このほか、ニコニコ実況連携では、タイムサーチで番組を画面サムネイルを頼りに移動するとき、コメントの多/少もグラフ化して表示するので、見たいシーンというよりコメントの多いシーンを探して移動するような使い方もできる。
(次ページに続く、「60フレームで行なえる逆再生がありがたい!」)