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「PC TV with nasne」があればもはやBDレコはいらない!?

2014年07月24日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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 7月11日からダウンロード提供がはじまった「PC TV with nasne」。これは、Windows PCでネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」を使って、TV視聴・録画ができるソフト。

 これまではVAIOユーザーならば無料で本ソフトを使い、nasneでテレビ録画などができたわけだが、それがすべてのWindowsユーザーにも開放されたというわけだ。

 nasneによるテレビ録画といえば、PlayStation 3やPlayStation 4での「torne」がまっさきに思い浮かぶ。実際、ASCII.jpでもPS4でのtorneの使い勝手に関する記事を掲載したが、PC TV with nasneに「torne」の名称はない。そのあたりどのような違いがあるのかが気になるところだろう。というわけで、その使い勝手を試してみた。

自分のPCで動くかどうかは体験版で確認!

 本ソフトの製品版は有料(3240円)となるが、14日間無料で利用できる体験版も用意されている。体験版と製品版の機能などに違いはなく、体験版をインストールした後でライセンスキーを購入することで製品版にアップグレードできる。

 だから、まずは体験版で使い勝手や機能を試し、気に入ったら製品版にアップグレードするといいだろう。

 動作環境はWindows 8.1/8/7。CPUはインテルCore 2 Duo 2.0GHz以上(Core i3以上推奨)で、メモリーは2GB以上(4GB以上推奨)となっている。また、グラフィックスとモニターがHDCPに対応していることも必要だ。決してハイスペックを要求されるというわけではないが、地デジやBSデジタルのフルHD映像をDLNAでやりとりし、動画表示を行なうため、それなりのスペックは必要だ。

 注意書きとして、AtomプロセッサーやAMDなどの互換CPUは動作保証およびサポート対象外となっている。ただし「動作しない」とは記載されておらず、「動作確認をおすすめ」するとしている。WindowsタブレットやモバイルPCにインストールして、ポータブルテレビ的に使おうと考えている人も、体験版で快適に動作できるかどうかを確認するといいだろう。

 体験版のダウンロード自体はごく普通の操作で、ソニーストアのホームページ(http://store.sony.jp/Special/Game/Nasne/Pcnasne-dl/)からダウンロードし、インストールを行なえばいい。

 あとは初回の起動時に表示される初期設定に従って、nasneの登録などを行なっていく。我が家の場合は、すでにPS3やPS4用にnasneを使っているので、nasne側での設定(放送受信のためのチャンネル設定など)は不要ですぐに使うことができた。

すっきりとしたインターフェースで機能性も十分

「PC TV wth nasne」のホーム画面。放送中の番組リストや検索した番組リストなど、見たい/録りたい番組を探しやすい構成になっている。番組表やテレビ視聴画面などへの切り替えは上部のタブで行なう

「PC TV wth nasne」のホーム画面。放送中の番組リストや検索した番組リストなど、見たい/録りたい番組を探しやすい構成になっている。番組表やテレビ視聴画面などへの切り替えは上部のタブで行なう

 当たり前ではあるのだが、PC TV with nasneの起動画面にはtorneの面影はまったくなく、マウスとキーボードでの操作に合わせて設計されたすっきりとしたインターフェースとなっている。

 ホーム画面では、録画済みの未視聴番組のお知らせや現在放送中の番組、自分で設定した番組検索条件に合った番組をリストアップする「マイサーチ」と、設定した地域(自分の住む地域)で録画予約率が高い番組を表示する「注目の番組」が表示される。

 録画済みの番組や番組表でのキーワード検索が行なえたり、登録されたnasneのHDD容量表示があるなど、シンプルながらも必要な情報が素早く一覧できる。

ホーム画面上部のタグを展開したところ。それぞれにタグにサブメニューが表示される。上部右側には、最小化ボタンなどと一緒に、設定アイコンとヘルプアイコンがある

ホーム画面上部のタグを展開したところ。それぞれにタグにサブメニューが表示される。上部右側には最小化ボタンなどと一緒に、設定アイコンとヘルプアイコンがある

 上部には録画済みの番組リストや、番組表、予約確認、テレビ視聴などへ切り替えるタブがある。これを展開すると、ビデオならばNew(未視聴番組)などを抽出して表示できるサブメニューが現われる。これが案外便利で、テレビ画面に切り替えるときも、地デジやBSを指定できるので、スムーズに選局ができる。

(次ページに続く、「ダビング機能も利用できるvideoタブ」)

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