どれが高速!?　IEEE 802.11ac製品選び 第3回

4000円からの433Mbps11acルーター＆ホテル向けルーターをチェック！

設定コピー機能で買い替えも安心！
アイ・オー・データ機器「WN-AC733GR2」

アイ・オー・データ機器「WN-AC733GR2」。本体サイズは幅87×奥行109×高さ200mm（スタンド含む）

　「WN-AC733GR2」の特徴は、製品を買い替えたときに前のWi-Fiルーターからボタン操作だけでそのまま設定を引き継げる「Wi-Fi設定の移行機能」。旧ルーターから引き続き使う子機やスマホなどの設定をわざわざ変更しないで済む。

　NFC機能を利用してスマホを添付の設定カードにかざすだけで設定が完了する「NFCコネクト」にも対応する。もちろんQRコードを撮影して設定できる「QRコネクト」も利用可能だ。

本体背面。WPSボタンとモード切替スイッチがある。有線LANは4ポート

　搭載する有線LANポートは4基、WANポートと共にギガビット対応である。

　また、家族で使うことを想定し、子供が不適切なサイトにアクセスするのを防いだり、大人もフィッシングサイトに騙されたりするのを防ぐフィルタリングサービス「悪質サイトブロックファミリースマイル」を2ヵ月間無料で利用できる。

　「WN-AC733GR2」の実売価格は7000円前後。

かいてき・かんたん・あんしんルーター
エレコム「WRC-733GHBK」

エレコム「WRC-733GHBK」。本体サイズは幅26×奥行130×高さ182.5mm

　「WRC-733GHBK」は同社の833Mbps対応製品「WRC-1167GHBK2」と対応速度を除いてほぼ同じ仕様の11acルーターだ。

　家で使うことを前提として「かいてき」「かんたん」「あんしん」機能が強調されている。

　11ac対応の通信速度433Mbpsで「かいてき」、スマホやタブレットから「QR link」で設定でき、PCからは「かんたんCD」を使って設定が容易にできる「かんたん」、そして「こどもネットタイマー」機能で子供が危険なサイトにアクセスするのを防ぐ「あんしん」といった機能が揃っている。

本体背面。モード切替ボタンとWPSボタンを装備。有線LANは4ポート

　ギガビット対応の有線LANポートを4基搭載し、WAN接続もギガビット対応する。433Mbpsクラスでも有線接続の仕様に妥協はない。「WRC-733GHBK」の実売価格は5000円前後。

4000円前後で買える433Mbpsルーター
エレコム「WRC-733FEBK」

エレコム「WRC-733FEBK」。本体サイズは幅107×奥行き72×高さ25mmと小型だ

　「WRC-733FEBK」は、上で紹介した同社の433Mbpsクラス製品「WRC-733GHBK」とは筐体の形状が異なり、さらにエントリー度が高くなった製品といえる。

本体背面。小型サイズながらWPSボタンに有線LANを4ポート装備する

　無線通信速度やQR link、こどもネットタイマーへの対応などはWRC-733GHBKとほぼ同等。大きな違いは有線LANポートの最大通信速度が100Mbpsであるところ。またWANの通信速度も同じく100Mbpsとなる。

　自宅でPCの有線接続に重きを置かず、スマホやタブレットでWi-Fiを活用したいという人にオススメできそうだ。WRC-733FEBKの実売価格は4000円前後。

（次ページに続く、「4000円前後で買えるプラネックス　MZK-750DHP」）